スポーツ
2022/11/29 11:30

プロが解説。ジムにおすすめトレーニングウェア!ジムで使えるアイテム12選!

「ジム通いを始めたい!」そんなトレーニング初心者の方に向けて、今回は秋冬におすすめのトレーニングウェアをご紹介。ご自身もジムに通っているというスタイリストの松田さんに、トレーニーとしての目線も交えながらジムウェアの選び方からおすすめの最新アイテムまで、徹底解説していただきます。

 

<識者紹介>

スタイリスト:松田有記さん

メンズだけに限らず、レディース、キッズまでスタイリング。雑誌や広告、芸能などノーボーダーかつジャンルレスに活動中。また、20代のときから腰痛を緩和させるきっかけとしてジムに通いはじめ、週2ペースでトレーニングに勤しんでいる。

 

ジムへ行く前に最初にそろえておきたいメンズトレーニングウェア

ジムのトレーニングウェアは一般的には、Tシャツやタンクトップなどのトップス。そして、ショートパンツやロングパンツのボトムスです。予算を抑えたいときやコーディネートに迷ったときは、上下セットになったウェアもおすすめです。

 

「マシンを使用して身体に大きな負荷をかける筋力トレーニングや、有酸素運動としてのランニングなどさまざまなメニューが想定されるジムでの運動では、トレーニングウェアのサイジングを意識することが重要になります。おすすめとしては、ジャストフィットのサイジングのウェアですね。オーバーサイズのウェアを好む方もいますが、ランニングを取り入れる場合などはどうしても身体に擦れてしまうなど、動いていてストレスを感じてしまうんです。

 

また、身体のラインがしっかり見えるので、『このトレーニングがどの部位に効いているのか』もチェックできるという意味でもタイトめのウェアをおすすめします。」(松田さん)

 

メンズトレーニングウェアは機能性にも注目!

トレーニングウェアの素材は着心地を大きく左右します。快適なジムトレーニングを行うためにも素材にはこだわりたいところです。

 

「空調が整っているジムでの運動の場合、基本的には厚着をする必要はありません。そのため、寒さ・暑さ対策としてウェアを選ぶよりも、激しい動きをサポートしてくれる機能面を重視すると良いでしょう。手足を大きく広げてもストレスがかからない伸縮性の高い素材を使用したウェアのほか、デザイン面でも立体裁断で作られているウェアは動作にストレスがかからないため、おすすめです。」(松田さん)

 

「また、ジム内では、汗をかいても基本的には着替えることがありません。そのため、汗をかいてもベタつかない吸汗速乾性に優れているウェアは、ジムでのトレーニングに向いていると言えます。素材でいうと、綿素材よりもポリエステル素材のほうが、速乾性に優れているので、ジムウェアにふさわしいです。」(松田さん)

 

メンズトレーニングウェアはおしゃれにもこだわりを

おしゃれでかっこいいトレーニングウェアを使えば、それだけでテンションも上がります。スポーツブランドからは、さまざまなおしゃれウェアも登場しているので要チェックです。

 

「動きやすさや機能面はもちろんですが、『着ていてテンションが上がるかどうか』は、トレーニングを行ううえで欠かせない要素。自分が気に入ったデザインのウェアであれば、トレーニングを続けるモチベーションにもつながりますからね!

 

最近は月額料金を抑えた低コストのジムもあり、更衣室にはシャワーだけを備え付けている施設も少なくはありません。そのため、家でウェアを着てそのままジムに向かい、トレーニングを終えてそのまま帰宅した後に家でゆっくりお風呂に浸かるという人も多いはず。

 

だからこそ、普段着としてもそのまま街に出られるようなデザイン性の高い製品で、“おしゃれにこだわる”のも大切なのではないでしょうか。」(松田さん)

 

ジムにおすすめのトレーニングウェア9選

機能面はもちろん、意識を高めるためにはファッション性も重要だというトレーニングウェアは、今シーズンもさまざまなNEWアイテムが登場! ここからは、おすすめの秋冬アイテムを松田さんに解説してもらいました。

 

■シャツ3種類

【その1】デサント/DRYMESH ロングスリーブシャツ

4400円(税込)

吸汗速乾性に優れた、ソフトな肌触りのメッシュ素材を採用したロングスリーブシャツ。肌側の汗を表側に素早く拡散し、不快なベタつきを軽減してくれる機能性と快適な着心地を併せ持ったトレーニングウェアです。

<スタイリストコメント>

「ドライメッシュなので吸汗速乾性に優れていて、汗抜けが非常に良いのがポイントです。チョイスしたビビッドなオレンジのカラーリングもファッション性が高くて、トレーニング時のテンションも上がりそうです。」(松田さん)

 

【その2】デサント/S.F.TECH ヘザーロングスリーブシャツ

6490円(税込)

ウェアから受けるストレスを軽減してくれる「S.F.TECH(エスエフテック)」素材を採用。高捲縮糸と高反発糸を効果的に編むことで、「適度なハリコシ」と「しなやかなストレッチ性」を実現。身体の動きを妨げず軽やかな着心地に仕上がっています。

<スタイリストコメント>

「古着にありそうなグレーの色合いが面白いですよね。ロゴも同色で目立たないので、秋冬のインナーとして、普段着でも着られるようなファッション性の高さがポイントです。吸汗速乾の機能性もしっかりとしていて、ソフトな着心地で気持ちが良いのでトレーニングウェアにぴったりです。」(松田さん)

 

【その3】デサント/S.F.TECH ソフトスムースロングスリーブシャツ

5390円(税込)

「S.F.TECH」素材を採用したロングスリーブシャツ。ソフトでスウェットのような生地感で、身体を包み込むような着心地です。胸部に大きく描かれた「MOVESPORT」の文字デザインが特徴的。

<スタイリストコメント>

「街中でも着ている人をよく見る、人気のデザインです。柔らかい素材で動いていてもストレスがなく、吸汗速乾性もあるのでジムウェアとしても最適。何よりも大きく描かれたMOVESPORTという文字のメッセージ性が強いですよね。ジムで鏡に映ったときにこの文字が見えたら『もう少し頑張ってみようかな』と奮起できそうです! 運動時のモチベーションを上げるときに、こういうメッセージが付いていることって意外に大切なんですよ(笑)。」(松田さん)

 

■パンツ3種類

【その1】デサント/S.F.TECH SHIELDロングパンツ

9900円(税込)

「S.F.TECH」素材に防風機能を追加した「S.F.TECH SHIELD(エスエフテック シールド)」を採用。風の影響を受けることなく、衣服内温度を快適に保ち湿気を効果的に放出してくれるロングパンツです。ニット素材ながら激しい運動にも対応してくれるストレッチ性の高さと、汗でベタつきにくい肌離れが良い構造もジムでの使用にぴったり。シンプルなデザインなので、幅広いコーディネートを楽しめるのもうれしいポイントです。

<スタイリストコメント>

「防風仕様なので、基本的には屋外での着用が想定されているとは思うんですけど、湿気を効果的に放出してくれるということでジムでの運動にも対応しているウェア。防風機能がしっかりしていて寒さも防いでくれるので、自宅からジムに行くときにも活躍するし、そのままはけるという点でも優れているパンツです。」(松田さん)

 

【その2】デサント/AIRY TRANSFER ライトウォームロングパンツ

9900円(税込)

軽量なうえ、4WAYストレッチ性に優れた「AIRY TRANSFER(エアリートランスファー)」素材に保温性を追加したウォームパンツ。肌接触面にはマイクロファイバーを採用することで、起毛しているような心地良い肌触りを実現しています。

<スタイリストコメント>

「4WAYストレッチで、本当にどんな動きにもパンツがついてきてくれる優れたストレッチ性には驚きました。下半身をメインにしたトレーニングを行うときにぴったりですね! 保温性はありながら『HEAT NAVI(ヒートナビ)』ほど暑くはならないので、屋外・屋内とシーンを選ばずどちらでも使える便利なパンツとして1枚持っておくと便利。」(松田さん)

 

【その3】デサント/HEAT NAVI ロングパンツ

1万890円(税込)

光を熱に変えるデサント独自の発熱素材「HEAT NAVI」を搭載した、身体を冷やさないロングパンツ。寒さを感じやすい部分にのみ、効果的に配置することで保温性と軽量性を両立させた構造が特徴です。雨をはじくはっ水機能も付いているので、屋外での運動にもしっかり対応してくれます。

<スタイリストコメント>

「ジムウェアは丈が短めに設定されているデザインが多いのですが、このパンツは熱を逃さないために比較的長めに作られています。下半身を冷やさないのは、全身を温めて運動の効果を高めるうえで非常に重要です。屋外の使用を想定したパンツですが、ランニングメインでたくさん汗をかきたいという方であれば、ジムで着るのもアリですね。」(松田さん)

 

■ジャケット&パーカー3種類

【その1】デサント/ヘザーフーデッドパーカー

1万890円(税込)

シャリシャリとした肌触りと、ポリウレタン素材のようなストレッチ性の高さが特徴の素材を採用したパーカー。すっきりとしたシンプルなデザインはタウンユースとしても違和感がなく、着用シーンやコーディネートアイテムを選ばない万能な1枚です。

<スタイリストコメント>

「吸汗性・ストレッチ性はもちろん、裾のリブも強くなく肩も少し落ちたデザインで動きやすいので、パーカーでトレーニングしたい方にとっては理想的なアイテムですね。ファッション性の高いウェアでトレーニングできるというのが一番の理想ですから、こういったシンプルでおしゃれなデザインのアイテムはぜひ取り入れたいところです。運動前後に着用するジム通いウェアとしても最適。」(松田さん)

 

【その2】デサント/HEAT NAVI AIRY TRANSFER フーデッドジャケット

1万1990円(税込)

軽量、4WAYストレッチ性に優れた素材「AIRY TRANSFER」にデサント独自の光を熱に変える発熱素材「HEAT NAVI」を搭載したフーデッドジャケット。手の甲がかぶる程度の長めの袖口に仕上げることで、防寒性を高めるとともにスタイリッシュな見た目に仕上がっています。

<スタイリストコメント>

「4WAYストレッチ性に加えて、HEAT NAVIによる保温性と機能面は申し分ありません。ジムで着用するなら、速乾性の高いインナーを合わせることでより快適な着心地になります。切り返しの入ったデザインが個人的にもかなり好みで、すごくかっこいいですよね! 着用するだけでテンションが上がって、トレーニングも捗りそうです。」(松田さん)

 

【その3】デサント/S.F.TECH SHIELD ハイブリッドパデッドジャケット

1万2980円(税込)

ウェアから受けるストレスを軽減した素材「S.F.TECH」に“防風機能”を搭載した「S.F.TECH SHIELD」を採用した中綿ハイブリッドジャケット。前身頃には適量の中綿を搭載することで保温性に優れ、寒い季節でも暖かく快適に着用できます。

<スタイリストコメント>

「ジムへの行き帰りの際に活躍してくれそうなアイテム。保温能力が非常に高いので真冬の着用に最適です。フードがないタイプで、ランニングのときにも邪魔になりません。また、普段着の防寒対策としてコートなどのアウターの下に着るインナーとしてもおすすめです。」(松田さん)

 

ジムで使えるおすすめトレーニングシューズ3選

効果的なトレーニングを行うためには、ウェアだけでなくシューズにもこだわることが大切!実はどのようなメニューを組むかによっても、最適なシューズが変わってくるんです。こちらでは、用途別におすすめのトレーニングシューズを紹介します。

 

【その1】イノヴェイト/【トレーニングシューズ】ベア-XF 210 V3 MS

1万7600円(税込)

素足を意味する「BARE」の名前が付けられた、ミッドソールを省いた非常に薄い構造の軽量&フィット4(2.5E相当)の幅広設計なトレーニングシューズ。まるで足袋を履いているかのような、足全体を優しく包み込んでくれる着用感が特徴的です。特にウエイト系のトレーニングをされる方からの支持が高いモデル。

<スタイリストコメント>

「ミッドソールがなく足裏が薄いデザインなので、地面に直接足をつけているかのような感覚があり、踏ん張りが利きやすいんですよね。ランニング、ウエイトと満遍なくメニューを組んでいる方にもおすすめしたい万能な1足です。」(松田さん)

 

【その2】イノヴェイト/【トレーニングシューズ】エフライト フライG 295 MS

1万9800円(税込)

ソールには耐久性に優れたグラフェン強化フォーム「G-FLY」を搭載することで、長時間トレーニングでも反発性・クッション性を持続。ランニングをより快適にサポートしてくれる1足です。

<スタイリストコメント>

「比較的厚底のソールを搭載したモデルなので、ランニングメインのトレーニングを考えている人におすすめのシューズです。足が前に進むような自然な推進性と反発性に加え、クッション性も兼ね備えているので、長距離を走っていても足が疲れにくいでしょう。」(松田さん)

 

【その3】イノヴェイト/【トレーニングシューズ】ファストリフトパワーG 380 MS

2万6400円(税込)

かかと部分にG-FLYスタビライザーを搭載し、クッション性と反発性を向上。一方アウトソールにはグラフェングリップラバーを採用し、耐久性と柔軟性を考慮。安定したトレーニングをサポートしてくれるリフティングトレーニング専用のシューズです。

<スタイリストコメント>

「完全にウエイトトレーニングに特化したシューズなので、ウエイト時の安定感は桁違いです。しっかりとかかとをホールドしてくれるうえに、足首分もマジックテープで固定できるのでウエイト時に力が分散せず安定させてくれるんですよね。重量も比較的重いモデルなのでランニングメニューをこなす際は履き替える必要があると思いますが、ウエイトのみを行うならこれ1足で十分です。」(松田さん)

 

デサントストア

 

撮影/大田浩樹 文/マイヒーロー

 

 

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