いま、注目の調理アイテムといえば、鋳物鍋。たとえば“究極の無水調理”をウリにしたバーミキュラは、納期が半年待ちというほどに人気が出ました(現在、納期待ちは解消されたそうです)。
今回紹介するのは、鍛冶の町として知られる新潟県、燕三条市が生んだ逸品。鋳物鍋の常識を覆した、「世界一軽い鋳物ホーロー鍋」として人気を呼んでいます。しかもこれを使うだけで、“初心者でもおいしい料理が作れるらしい! というわけで、料理のプロに取材してきました。
日本の鍛冶技術が鋳物鍋の常識を覆した!
いまの時代、料理ができることは女性だけでなく、男性にとってもひとつのステータス。とはいえ初心者は手持ちの調理道具の数は少ないし、それらの質も低い……。
そこでビギナーでも思わず厨房に立ちたくなるような、デザインと機能性を併せ持つアイテムはないか、美容料理研究家やキッチンツールマイスターとして活躍する、藤原奈津子さんに聞きました。
すると真っ先に挙がった名前が「世界一軽い鋳物ホーロー鍋」ことユニロイのキャセロール。藤原さんは以下のように語ります。
「いま最も押さえておくべき調理器具は、世界一軽い鋳物ホーロー鍋、キャセロール。厚みがあって重い鋳物ホーロー鍋の常識を覆しました。これを使うと、2ミリという薄さと、2・7キロという軽さにまず驚かされます。強度がありながらも成型が難しい『FCV鋳鉄』の極薄化を、鍛冶が盛んな地域、新潟県燕三条の技術で達成しました。プロダクトデザイナーはグローバルナイフで有名な山田耕民さんで、ハンドルに継ぎ目がない一体デザインは、ツールとしての美しさも醸し出します。もちろん機能も優秀で、野菜のもつおいしさや色合いを上手に引き出した料理を作れます。私も使用しましたが、その味には驚きました」
軽さがやはり最大のウリであるキャセロールですが、藤原さんは、それ以外のポイントも指摘しました。特に藤原さんがオススメする本品のウリは以下のふたつです。
人間工学に基づいた設計の取っ手が超扱いやすい!
人間工学に基づいて設計されたキャセロールの取っ手は、なだらかに下向きのラインを描きます。美しく機能的なデザインで、手にしっくりなじんで扱いやすい!
フタ内面の凹凸がうまみを循環させる!
フタの内側に施された波紋のような凹凸。これが食材のうまみや香りを含んだ蒸気を鍋の中に落として循環させる、「うまみ循環システム」のヒミツです。これがあれば、初心者でもおいしい料理をラクラク作れます!
ちなみに、キャセロールは直火やIHでの調理に加え、オーブン料理にも対応。初心者はもちろんですが、“料理玄人”の方にも十分使っていただけるアイテムです。
製品情報
ユニロイ
キャセロール
実売価格2万7000円
カラバリはネイビーとホワイト、マットブラックの3種類があります。