文房具
2021/5/24 17:00

共働きでテレカンは洗面所…GetNavi web編集長の在宅ワーク禍を救ってくれたアイテムはコレだ!

どうかこの写真を見て欲しい。「洗面所の片隅でPC作業に勤しんでいる」という我が家ではごく当たり前の、ある日の一コマだ。

↑鏡で身だしなみをチェックしながらテレカンに臨める点が唯一のメリットかも。とはいえ、ココじゃない感は丸い背中が物語っている

 

ガジェットが散乱。テレカンは洗面所で。

GetNavi web編集長の山田佑樹です。夫婦共働きで、二人とも今では在宅勤務が通常のワークスタイル。個室がないので、二人そろってダイニングテーブルで仕事をしている。ところが、ウェブメディアの編集長である僕と代理店勤務の妻は、仕事柄どちらも打ち合わせが非常に多く、お互い1日に5〜6回はテレカン(オンライン会議)をこなす日々。二人ともテレカン、というタイミングは否応なしに訪れる。

 

すると、ダイニングテーブルを譲らなければならないのは、たいてい僕。PCを置きキーボードを打ちながら打ち合わせできる場所は、もはや洗面所しか残されていない。水はねが気になるし、相手への見栄えも気になるし、そもそもデスクはおろか、テーブルでさえない。いちいちツールを持ち運ぶ面倒は、ちょっとしたストレスだ。

 

では打ち合わせではなく、自分の作業に没頭するときはどうか?

↑ダイニングテーブルを広々と使っているように見えるだろうが、実際は妻が向かいでPCと周辺機器を広げるので、静かなる“領土紛争”が勃発する

 

ダイニングテーブルに自分のスペースを確保して、ノートPCを広げ、スマホとスマホスタンド、ケーブル、モバイルルーター、ペンと付箋など、必要なアイテムをドサッと広げる。そこに秩序はない。

 

そして、さて今から編集部に出社、となれば、テーブルに広げていたこれらのPCとガジェット類を、バックパックにまとめて放り込むのだ。おおよそ想像がつくと思うが、編集部に着いてファスナーを開けたら、アイテムがごちゃごちゃに突っ込まれており、ケーブルは絡まっている。おまけに、黒いバックパックに黒モノガジェットばかりで見つけにくい。悲劇だ。

↑バックパックという三次元ポケットに、PCとガジェットを放り込む

 

↑放り込んだらファスナーを閉めて、上着をつかんで飛び出す。以上

 

長々と愚痴を語ってしまったが、そんな僕の“在宅ワーク禍”を救うべく今回導入してみたのが、カウネットの「テレワークノートPCカバー」だ。

 

カウネット「テレワークノートPCカバー」を導入して起きたこと


カウネット
テレワークノートPCカバー スタンドタイプ
3619円(税別)

ツールを収納できる小さなポケットを多数備えた、ノートPC用のカバー。「シンプルタイプ」(税込3280円)もラインナップする。対応するノートPCは13.3インチ〜14インチが目安。幅340×奥行250×厚さ25mm(スタンドの高さ36mm)、390g

 

カウネットの「テレワークノートPCカバー」は、PC作業に必要なツールを一緒にしまえるノートPCケースだ。まずは、ダイニングテーブルの上でごちゃついているツールを収納してみた。

↑前出の、在宅ワーク用のコアアイテム。仕事柄、常により良いモノを探しているため中身は頻繁に入れ替わるが、基本的にアイテム数はこれくらい

 

↑ポケットのサイズや形状に合わせ、分別して収納できる

 

細長いポケット1つに、大小の浅めのポケットが5つ備わっており、スマホやモバイルルーターなどガジェットのほか、ペンやケーブルなども、この通りスッキリ。ポケットが小分けになっていることでアイテムごとに定位置が決まり、自然と片付く上、失くしたり忘れたりしにくいのだ。実に秩序だっている!

↑表面はネオプレン素材を採用しており、伸縮性に富むので入れたモノを適度にホールドしてくれる

 

このように一見ポーチでありながら、“カバー”と名付けられている理由がある。3辺がファスナーで開くので、ノートPCを取り出すことなく広げて、そのまま仕事を始められるのだ。家の中という誘惑だらけの環境で、このケースを開閉するだけで、仕事のオンオフがいとも簡単に切り替えられるのは福音だ。

 

しかも、すぐに使わないツールは、前面のポケットにしまったままにしておけるので、デスクの上で必要以上にモノを広げてしまうことがない。領土紛争の折にありがたい。

↑ポケットの中身もそのまま。ケースがPCに取り付いている状態なので、開いてすぐ仕事に取り掛かれる

 

↑内側は四隅にゴムが付いており、ノートPCに引っ掛けることで固定する仕組み

 

また「スタンドタイプ」なら、カバーの裏面にレザー調のスタンドが付いている。スタンドを起こせば高さが出せるので、PC作業中も目線が自然と上がり姿勢も良くなる。わずかなようだが、この違いは長時間作業をしているとかなり大きい。

↑スタンドを使うと、ディスプレイの位置が上がり、キーボードに傾斜ができて打鍵しやすくなる

 

↑裏側に設けられたスタンドは、持ち運ぶ際は畳んでフラットに、使用時には立ち上げてマグネットで固定する

 

さらに、内側には付箋を貼れるボードも備えている。大きな付箋も二重に貼れる十分なサイズがあり、カバーを閉じる時はポケットに付箋を貼り付けたままスライドしてしまえるのも、気が利いている。

↑些細だがそれゆえに忘れがちな“名もなきタスク”こそ、付箋の出番だ

 

↑ちょっと気分転換にカフェで続きを……という場合は、このテレワークノートPCカバーひとつ持ち出せばいい

 

この「テレワークノートPCカバー」、以上のように機能満載で利便性に優れているのだが、収納できるモノは、ノートPCとその使用に必要なコアアイテムだけにとどまる。とはいえ、何でも入れられるなら、混沌とした僕のバックパックと一緒なのだ。この限られた収納力も、特筆すべき点ではないだろうか。

 

さて、ツールはまとまったが、冒頭で洗面所でのテレカン事情を明かしたように「そもそも場所がない」問題は残る。それを解決してくれたのが、カウネットの「リビングワークデスク」である。

 

カウネット「リビングワークデスク」がもたらした予想外のメリット


カウネット
リビングワークデスク
7980円(税別)

折りたたみタイプのワークデスク。事務用品などを収納する取り外しできるポケットが付いており、デスクの上を常に整理整頓しておける。幅800×奥行450×高さ720(背面ポケット含む高さ920)mm、9.54kg

 

簡単に折りたためる構造により、使わないときは厚さ8cmとコンパクトにできるデスク。天板も奥行45cmと、一般的なワークデスクに比べて細長い作りをしている。ダイニングテーブルでは仕事がはかどらない場合に、リビングの片隅で広げ、仕事専用の場所を作り出せるという困りごと解決商品だ。これをリビングではなく廊下で使うことで、テレカンがカブったら場所がないという僕の困りごとを解決することにした。

 

すると、実に便利なのである。仕事をするスペースを作れただけでなく、廊下といういわばデッドスペースを有効活用。さらに使わない時は通りやすいよう、折りたたんで置いておけるじゃないか。

↑リビングワークデスクで廊下ワーク。冒頭の洗面所ワークと比較して欲しいのだが、姿勢も明らかによくなっている。やはりモノ選びは大事である

 

ちなみに僕は、そもそもリビングが使えないときの救済策として活用しているので、「リビングに仕事専用スペースを創出する」という本来の使い道とは少々ズレているのだが、おかげで想定外のメリットも享受することができた。

 

廊下という、そもそも狭い上に“何もない”環境に仕事環境を作り出したことで、趣味グッズなどがごろごろ転がった誘惑だらけの家の中で、何にも気を散らされることなく、仕事に邁進できるのである。これは、家では集中できないぃ! と嘆く人にぜひ、参考にしていただきたいと思う。

↑リビングワークデスクを設置した廊下から見た、ダイニングテーブルに向かう妻。お互い、快適な環境で自分の仕事に打ち込める。ちなみにこのデスクはその後、妻に横取りされ、位置取りは逆転したのだった

 

言わずもがなだが世の中、コロナ一色だ。ウイルスに席巻され、ライフスタイルも一変した。だが家とオフィスという2つの空間、そしてオンとオフという2つの時間を、自分やチームの都合に合わせて使いこなし、最適なタイムマネジメントを行う。その新しい生活様式は、アフター・コロナが訪れた頃には、すでに常識になっているだろう。

 

そのとき、この「テレワークノートPCカバー」や「リビングワークデスク」もまた、引き続き活躍してくれるんじゃないだろうか。