乗り物
2016/4/12 9:00

【オカン・コントロールルーム・DJ】こんなについて、サイバーナビは実売価格25万5000円って安すぎ!

サイバーナビはすべてのカーナビのなかで最も先進的なブランドだ。今回は、昨年より発売されている最上位機「AVIC-ZH0999LS」を使い、サイバーナビのスペック&機能、使い勝手を再検証。特に注目であるミュージッククルーズチャンネルを厚く語りながら、GetNavi web編集長が“3つのもの”に例えて同機を紐解く(※取材車は1D+1DメインユニットのAVIC-VH0999Sを使用。機能はAVIC-ZH0999LSと同じ)

 

助手席に“オカン”がいるような細かい心遣いがありがたい!

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サイバーナビ・AVIC-ZH0999LSはドライバーに対する気遣いの細やかさが段違いです。渋滞や信号待ちで停車している時に、前のクルマが発進したり、信号が青に変わったことに気付かずにいたりすると、実写映像や効果音で通知。まるで、“世話焼きなオカン”を助手席に乗せているような気持ちに。子どものころ、出かける前に「ハンカチ持った? ティッシュ持った? 時間割は揃えた?」と聞いてきましたよね? まさにあのようなイメージ。「信号赤よ! 前のクルマ進んでるわよ!」と、母親のような優しい心遣いに溢れてます。

 

これは、技術的には「ARスカウターモード」によるもの。フロントガラスに設置された専用カメラを独自解析&処理し、「実写映像」でナビゲートしてくれます。前述の「前方車両発進検知表示」や「赤信号検知表示」のほかにも、「横断歩道予告検知表示」や「速度標識検知表示」、「レーン移動検知表示」などの機能も搭載。至れり尽せりです。また、本機はドライブレーダー機能も搭載。車両前方の映像や車室内の音声を、別売のSDHCカードに自動で記録。最大約100時間分の映像を保存できます。

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↑ARスカウターモードで速度標識を認識したところ。取材当日は白バイが非常に多かったのですが、慣れない道で気付かずに法定速度を超えてしまうこともなく走れました

 

 

F1のコントロールルームにも負けない的確なドライブ指示がウリ

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サイバーナビ・AVIC-ZH0999LSのウリは、もちろん、ナビ本体の性能だけではありません。同機は通信モジュールを搭載し、サイバーナビユーザー同士が、リアルタイムな画像で情報を共有できるクラウド型情報共有サービス「スマートループ アイ」に対応。簡単にいうと、他車から送られてきた画像をもとにして、どの車線が空いているかまで事前に判別できる先進過ぎる機能です。これなら、ショッピングモールなどの入り口渋滞も丸わかり!

 

このようにリアルタイムで情報を収集し、全体像を掴んでデータを的確に分析しドライバーに指示を出すシステムは、まるでF1GPのコントロールルームを彷彿とさせる頼もしさです。「ARスカウターモード」モードがオカン的な心遣いであるなら、サイバーナビ・AVIC-ZH0999LSの「スマートループ アイ」は頭脳明晰な作戦参謀をプライベートで雇っているような感覚。サイバーナビならではのメリットだといえるでしょう。

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↑スマートループ アイの様子。特に渋滞が起きやすい場所は、「スマートループ アイ スポット」という形で設定されており、更新間隔が5分のところもあるので非常に実用的。画質も圧倒的にキレイで視認性にも優れます

 

 

スゴ腕DJが最適な楽曲をチョイス!カラオケまで楽しめてしまいます

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ここからが本記事の肝の部分。今モデルのサイバーナビ・0999系からはミュージッククルーズチャンネルという機能が搭載されました。これは、レコチョクが運営する音楽ストリーミングサービス「replay」をベースにコンテンツを調達。カロッツェリアの独自アルゴリズムを通すことで、ドライバー個人に合わせたベストな楽曲をセレクトしてくれるというもの。そのなかで「ダイレクトリンクプレイ」は、曲が再生された瞬間にその曲にまつわる最大24種類ものテーマに沿ったチャンネルをそれぞれ自動生成し、曲を提案。懐メロから最新のヒットナンバーまでを熟知したスゴ腕DJを助手席に乗せているかのごとく、気分やシーンにベストマッチする最高の曲を流し続けてくれます。

 

個人的に楽しませてもらったのは「BGMモード」。配信される曲のボーカル部分を消してくれるので「カラオケ」としても使えます。そうなると「歌詞も表示が欲しいよなぁ」と考えるのが人情ですが、それも安心! スマホ用の専用アプリ「Music Cruise Channel」をダウンロードすれば、通信カラオケのように歌詞を追って表示してくれるので、友達を誘ったドライブで大盛り上がりすること必至。もちろん、友達が少ないボクは、駐車場にクルマをとめて「ぼっちカラオケ」を楽しんだのであります……。

 

3つに例えて説明してきましたが、これが「オカン」「コントロールルーム」「DJ」全部合わさって、実売価格は25万5000円。
カーナビの中心価格帯は10万円前後ですが、これだけの機能があれば十分にお手ごろといえるでしょう。

 

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サイバーナビ
AVIC-ZH0999LS
8V型の大画面ディスプレイを搭載する、サイバーナビの最上位モデル。カーAVブランドの「カロッツェリアX」開発陣による高品位パーツの選定・チューニングにより、オーディオとしての性能も非常に高い。幅200㎜のワイドユニットもラインナップ。また、3年分の地図更新が毎月無料で行える「マップチャージ」も付属する。

 

【SPEC】
HDD:100GB◎画面サイズ:8V型(VGA)
対応メディア:DVD/CD/Bluetooth/USB/SD1W3 地上デジタルTV:対応
付属品:クルーズスカウターユニット、データ通信専用通信モジュール、
地上デジタルTV放送専用フィルムアンテナ、GPSアンテナ(置型)、音声認識用マイク、
音響特性測定用マイク、USB接続ケーブル×2

 

【URL】

カロッツェリア製品情報ページ http://pioneer.jp/carrozzeria/carnavi/cybernavi/