オフィス通販でおなじみ「カウネット」のオリジナルブランド『「カウコレ」プレミアム」』。“かゆいところに手が届く”アイデアが満載で、これまでも編集部でのレビューを中心にその魅力をお伝えしてきました。今回は「プロの評価も聞いてみたい!」ということで、ビジネス書作家・講演家・商品開発コンサルタントなど複数の顔をもつビジネスのプロ、美崎栄一郎さんに、「カウコレ」プレミアムのおすすめ商品の選定を依頼。あわせて、ビジネスシーンで使うアイテムの選び方のコツを教えてもらいました。
【Profile】
ビジネス書作家・講演家・商品開発コンサルタント
美崎栄一郎さん
ビジネス書著者＆講演家。花王でのサラリーマン経験から、理論だけではなく、実際の現場での経験を元にした使えるノウハウをまとめ、伝えることが評価され、著作は30冊以上。全国すべての都道府県で講演実績があり、その経歴から企業から職場内でセミナーも多い。
【その1】
フタ裏にミラーシートがあるだけでこれほど便利とは！
フタの裏にミラーシートがついたスタンプ台。押印前にミラーシートでスタンプ面を確認できるので、日付印や複数のスタンプを使い分ける作業の際に、押し間違いを防止できます。インクの色は「黒」「赤」「藍」の3種類を用意。
【美崎さんのおすすめコメント】
「通常の印鑑を押す場合でも、上下が合っているか、ひっくり返して何度も確認しますよね。それがこの商品だとミラーシートでチェックできて、スムーズに押せます。今までなんでなかったんだろう、と思うほど便利ですね。1点だけ、フタがロックできないので、気をつけていないとフタが開いて暴れん坊将軍になっちゃいます（笑）。マスキングテープで留めて使ってもオシャレで良いと思いますよ」（美崎さん）
↑「特に丸型のスタンプや印鑑では、押す際の向きが気になるもの。それをひっくり返して確認せずに済むのは非常にスムーズで、時短にもなります」（美崎さん）
【その2】
シュレッダーのゴミ処理あるあるを「ひも」で解決！
口の部分にビニールひもが通っていて、引っ張るだけでサッと口が結べるシュレッダー用ゴミ袋。この方式ならシュレッダーの紙くずをあふれさせることなく素早く片付けることが可能です。ひもは袋と同じポリエチレン素材なので、分別する必要もありません。サイズはMとLの2種類。
【美崎さんのコメント】
シュレッダーのゴミ袋は、上を閉じるのがすごく大変なんですよ。通常のものは、スーパーのレジ袋みたいに締める部分がついていないので。しかも、シュレッダーって袋がいっぱいになったときにしか「取り替え」のサインが出なかったりする。袋がミチミチの状態になってしまっていて、それを無理して閉じると紙くずがあふれて拾うのが面倒くさい（笑）。その無駄を考えると、ひもで引っ張って閉じられるというのはすごく効率がいいですね！
↑「最近はセキュリティ上、シュレッダーにかけなくてはいけない書類も増えているので、これはかなり良い商品だと思います」（美崎さん）
【その3】
ポケットの「ちょっと足りない……」を解決！
クリヤーブックやファイルの裏表紙に貼りつけて、ポケットを追加できるポケットリフィル。ポケットが足りない場合や、分けておきたい資料があるときなどに重宝します。はく離紙を粘着テープからはがして貼るだけなので実に手軽。1ポケットタイプのほか、連結2～4ポケットタイプも用意されています。
【美崎さんのコメント】
通常のクリヤーブックだと、ポケット数が10枚とか決まっている場合が多いですよね。でも、書類の枚数は仕事によって変わるので、後から増えたり、11枚、12枚という場合があったり……。そうなると、大きいサイズのファイルに入れ替えなくてはならず、相当に面倒です。増えた書類をただ挟むだけにして、結局なくしてしまう、なんてこともよくありますよね。なので、ポケットを追加で足せるというのはとても便利です。
↑「ファイルにしまいたい書類が中途半端な枚数だと困ってしまいますが、これなら微調整も簡単です。この商品も、どうして今までなかったんだろうと思うほど便利ですね」（美崎さん）
【その4】
必要なものを全部まとめられるから移動がラクラク！
会議に必要な資料やモバイル端末、筆記具などが一気に入り、社内移動がラクになる大きめの布製バッグ。内部には自由に動かせる仕切り板があり、整理もしやすくなっています。A4ノートPCが入るサイズで、マチも143mmとゆったり。
【美崎さんのコメント】
会議のプレゼン用に、ノートPCやプロジェクタを運ぶのにも使えそうです。プロジェクタ専用のカバンもありますが、それを用意しなくても、これなら大きいので大抵のものが入ります。それに、持ち運ぶ際にコード類って結構邪魔なんですよ。それが脇のポケットに入るのもいいですね。外側にネームポケットがあって、たとえば「プロジェクタ」とラベルに書いて入れておけば、何が入っているかも一目でわかります。個人で使っても、部署で共有するのもアリですね。
↑「大きな紙袋を移動に使っている人も多いと思うんですが、このバッグはかなりしっかり作られていて、紙袋のように破れる心配がありません。外出用ではないですが、オフィスのなかを移動するのには最適です」（美崎さん）
【その5】
自己流にカスタマイズしてデスクの整理がはかどる！
デスクに立てて置くだけで、普段使うものを効率的に収納できるスチール製のパネル。マグネット、大小のトレー、大小の布製ボックスが付属し、これらを自由に配置して自分流にカスタマイズできます。常に目に付く位置に収納できるので、探す手間も省けます。
【美崎さんのコメント】
これは、デスクの整理に非常に有用です。通常だとデスクの上にはペン立てくらいしか置けなくて、ペン立てに物があふれて、取りづらかったり、新しい物をペンと一緒に挿せなかったりしますよね。でも、これだと省スペースでいろいろな物を机の上に整理して置くことができます。しかも工夫して自由な使い方も可能。スチール製なのでマグネットで留める収納グッズも使えますし、このパネル自体に重さがあるので本やタブレットを立てかけることもできそうですね。
↑「カスタマイズできるのが良いですね。僕はタブレット用の書見台みたいなものをわざわざ買って置いていましたが、その代わりにもなりそうです」（美崎さん）
道具選びは「動作が減る」を意識する
最後に、美崎さんがビジネスで使うモノを選ぶ際に重要視していることをうかがいました。それは、今回の5アイテムの選定の際にも考慮された点のようです。
「便利というのは、つまり動作が減るということなんですね。従来の動作や作業よりも無駄な動きが減るんであれば、それは良い道具といえます。たとえば、今回のミラーシート付きのスタンプ台は、判子面を確認する作業が減りますよね。ポケットリフィルも、通常だと全部引っ張り出してファイルを取り替えないとダメなところを、1～2枚足すだけで済んでしまう。無駄な動作が減れば、そのぶん仕事の効率は上がります。道具にお金を使っても結果としてペイするんですね。
それから自分で仕事をしていて不便だなと思ったことがあったら、覚えておくのもプラスになります。たとえばカウネットさんで希望に近いアイテムを探せば、その不便を解消してくれる商品が見つかるかもしれない。シュレッダーの袋とか、僕は毎回不便に思っていたわけです（笑）。ちょっとした工夫なのに、ものすごく効率を上げてくれる。そうしたアイテムを探すのがコツです」（美崎さん）
今回は美崎栄一郎さんに、ビジネスのプロの視点から5つの商品をおすすめしていただきました。ちなみに、この5つには惜しくも入りませんでしたが、「フラットファイル持ち運びカバー」も好評でした。このように、「カウコレ」プレミアムにはちょっとしたオフィスの困り事を解決してくれるアイテムがまだまだあります。「まあ、仕方ないか……」とあきらめる前に、一度商品ラインナップを確認してみてはいかがでしょうか？
撮影／我妻慶一