HTCは去る12月1日、都内にて「HTC U11 life/U11+ ローンチ記念ファンイベント」を開催。同会では、Y!mobileから発売された「Android One X2」や11月にグローバルで発表された「HTC U11+」に触れる機会もありました。ここでしか触れなかった新モデルのインプレッションと、イベントの様子をレポートしたいと思います。
今回ローンチを祝された2モデルは、どちらも「HTC U11」のシリーズ後継に相当するもの。同シリーズは、見る角度によって輝きを変化させる「リキッドサーフェスデザイン」を採用した背面がユニーク。また、端末側面を握って操作する「エッジ・センス」という機能が使えることも特徴です。
U11 lifeはAndroid Oneとして登場
同会の数日前にY!mobileから発表されたAndroid One X2は、グローバルで発表されたHTC U11 lifeをベースにしています。ファンイベントを冠する端末の名称とは違いますが、日本版のU11 lifeとして紹介されました。
同機はU11の特徴を継承したミッドレンジモデルに相当。リキッドサーフェス、エッジ・センスに加え、ハイレゾイヤホンを同梱するなど、ハイエンドモデルさながらの贅沢仕様となっています。アクリルを用いることで、軽量化されていることもポイントです。
U11+は国内未発売でも新機能が目を引いた
一方、「HTC U11+」はU11をさらに拡張して、新機能を搭載したモデル。画面サイズは6インチで、U11よりも幅が若干スリムになっています。防水防塵性能もIP68にアップしました。なお、グローバルでは発表されたものの、いまのところ日本では発売される予定はないとのこと。
デザインで目を引いたのは、「トランスルーセントブラック」という半透明のボディを採用するバリエーション。基盤の一部が透けて見える仕様になっています。
同機に搭載された新機能としては、「Edge Launcher(エッジ・ランチャー)」と「ナビゲーション バー」のカスタマイズに注目。また、ホーム画面中央をスワイプダウンすると、通知などを表示できるようになっており、これが非常に便利でした。
U11+自体の国内発売は全くの未定ですが、同機に搭載されたこれらの新UIは次期モデルにも採用される可能性が高いのではないか、と期待は高まります。
U11のレッドも発売決定
さて、既に大手キャリアにて発売されているU11は「Alexa」をサポートしており、12月末より順次アクティベートされる予定。Amazon Echoなどは招待制で発売されていますが、U11を持っている場合には、必ず使えるようになるのがメリット。
ちなみに、同社では、Twitterのフォロワーが2万人に達したらU11のSIMフリーモデル(ソーラーレッド)を販売、および5台をプレゼントするというキャンペーンも実施していました。同会の開催直前にこの目標値も無事クリアしています。
なお、同キャンペーンは12月も継続されます。フォロワー数がさらに増え、計2万5000人になったらプレゼントを計10台にするといった内容が、児島氏からアナウンスされました。
ファンが望むは「高性能カメラを安く」
さて、同会の最後には、参加したファンによって、どんなモデルを望むか、というグループセッションも実施されました。会場で最も共感を得たのは「安くて高性能カメラに特化したモデル」を望む意見。
Googleの「Pixel」シリーズの開発にも協力している同社、高性能カメラの開発は得意とするところです。ちょっと気が早いですが、ファンの声を反映し、今後どんな製品が展開されていくのか、気になりますね。