家電
暖房器具
2016/9/30 22:56

ダイソンの最新ファンヒーターは「子ども用」としてどうなんだ!? 子だくさんライターがパパ目線で徹底検証!!

子だくさんの筆者宅では、長女が小学生になったことに伴い、子ども部屋に3段ベッドを設置して、子どもたちはその子ども部屋で寝られるようにしました。しかし、夏場は暑いので、結局エアコンの効いた夫婦の寝室で3人とも寝ていたので、子ども部屋で本格的に寝るのは、秋からということになりました。

 

そこで気になるのが、子ども部屋の暖房です。子ども部屋に置いても安全で、しかも両親の寝室からコントロールできる暖房器具はないかなと思っていたところ。そんななか、ダイソンの新ファンヒーター「Dyson Pure Hot+Cool Link」が9月28日から発売されるとの知らせが。空気もキレイになるというし、子ども部屋用として本機を使えないだろうか? そんな期待を胸に、いち早くわが家に導入してみました!

↑空気清浄機能付ファンヒーター「Dyson Pure Hot+Cool Link」。カラーはブルーとシルバーの2色
↑空気清浄機能付ファンヒーター「Dyson Pure Hot+Cool Link」。カラーはブルーとシルバーの2色を用意

 

扇風機とヒーターに空気清浄機能が付いた1台3役

「Dyson Pure Hot+Cool Link」は、同社がシリーズ展開している「羽根のない扇風機」の最新モデルです。特徴は、温風に対応し、ファンヒーターとして使えること。温風送風時は、最大37度まで設定でき、室温がその温度になるまで温風を送風してくれます。また、空気清浄機能も搭載。「360°グラスHEPAフィルター」を搭載し、花粉やカビのほか、ウイルスをはじめとするPM0.1レベルの超微細粒子も99.95%捕集できるといいます。つまり、本機は1台で扇風機とヒーター、空気清浄機の3つの機能があるというわけです。

↑「Dyson Pure Hot+Cool Link」に付属のリモコン。赤い丸が温風の風量調整ボタンです
↑「Dyson Pure Hot+Cool Link」に付属のリモコン。赤い丸が温風の風量調整ボタンです

 

そして注目の機能が、春に登場した「Dyson Pure Cool Link」と同様にWi-Fi機能を搭載。スマートフォンからのコントロールができるようになったことです。

↑Wi-Fiに接続すると、本体の電源ボタンの横にWi-Fiマークが光ります
↑Wi-Fiに接続すると、本体の電源ボタンの横にWi-Fiマークが光ります

 

↑「Dyson Pure Hot+Cool Link」とWi-Fi接続するためのパスワードは本体にも記載されています。アプリでは360 Eyeなど他のダイソン製品もコントロールできます
↑「Dyson Pure Hot+Cool Link」とWi-Fi接続するためのパスワードは本体にも記載されています。アプリではDyson 360 Eyeなど他のダイソン製品もコントロール可能

 

火傷の心配がなく遠隔操作が非常に便利!

子ども用という目線で「Dyson Pure Hot+Cool Link」を使ってみて、いいなと思ったのが次のポイントです。まず、ファンヒーターとして動作しているときに、送風部を触っても火傷をするほど熱くありません。

 

子どもはどれだけ注意しても、興味本位で触ってしまうもの。また、子ども同士で遊んでいてつい触れてしまうということもあるでしょう。このため、熱風の吹き出し口が熱くなる暖房器具は使いたくないところです。その点、「Dyson Pure Hot+Cool Link」は、リングの内側が熱くなるものの、火傷するほどの熱さはありません。子どものほうでも、本機に1、2度触って熱いことがわかると触らなくなりました。

 

次なるポイントは、今回、Wi-Fi機能を搭載したことで、遠隔操作ができるようになったこと。筆者宅の子ども部屋は3階にあり、リビングが2階、筆者の仕事部屋は1階です。子どもが出かけた後や、寝た後にいちいち子ども部屋まで確認しに行くのは非常に面倒なんです。しかし、本機なら、スマートフォンで遠隔操作&確認が可能。つけっぱなしの場合はスマホで状況を確認してオフにできるなど、離れた場所から簡単にコントロールできるのが非常に便利でした。

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↑専用アプリ「Dyson Link」から「Dyson Pure Hot+Cool Link」を開いたところ。設置した部屋の空気がキレイなのか汚れているかが表示されます。また、場所を指定することで、屋外の空気の汚れや気温などもチェック可能

 

ホコリが飛び散っても「オートモード」がカバーする

さらに、「Dyson Pure Hot+Cool Link」では新たにオートモードを搭載。エリアや自宅内の空気の汚れを検出して、必要に応じて作動し、空気をキレイにしてくれます。筆者宅ではずっとこのモードにしていましたが、空気が汚れはじめると自動的に作動し、室内をキレイに保ってくれていました。子ども部屋に置いたなら、子どもがベッドで遊んでホコリが飛び散ったときなどにも有効です。

↑PM0.1レベルの汚れも効率良く捕まえられるというダイソンの360°フィルター
↑PM0.1レベルの汚れも効率良く捕まえられるというダイソンの360°フィルター

 

↑アプリでは空気に汚れが発生した後、オートモードによって自動的にキレイにしたことなどもわかります
↑アプリでは1日の動作状況がチェック可能。空気に汚れが発生した後、オートモードによって自動的にキレイにしたことなどもわかります

 

また、このほかの新搭載の機能として、ナイトモードがあります。これは夜間の動作時に風量を4以下に調整し、またLEDディスプレイも暗くする機能。送風音やディスプレイの明るさを気にすることなく眠ることができます。

 

子ども向けとしてぴったりな製品と強く感じた

試用してみた結果、本機は子ども用に最適なモデルであることがわかりました。暖房器具ながら火傷などの心配がなく、遠隔操作ができるのは非常に魅力。また、強力な空気清浄機能を搭載するのもうれしい点。浮遊するウイルスも除去できるので、子どもが風邪をひくことが減るかもしれません。

 

↑曜日ごとに動作時間をスケジュール設定できます
↑曜日ごとに動作時間をスケジュール設定できます

 

このほか、スケジュール機能の搭載により、朝起きるちょっと前の時間から暖房を付けることが可能。本格的な冬でも、「寒くてふとんから出たくない」という子どもの抵抗も小さくなりそうです。

 

また、コンパクトながら安定感があるため、部屋の隅に置いておけば、子どもが倒すこともありませんでした。この製品には自動停止機能が付いているので、万が一転倒しても電源がオフになるので安心。子どもたちも、最初はその存在を気にしていましたが、本機の前だと気持ちいいいのか、近くに座って本を読むなど、すぐになじんだ様子を見せてくれました。安全性と操作性、設置性に優れた「Dyson Pure Hot+Cool Link」。子どものいる家庭でこそ使ってほしいアイテムだと強く感じました。

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ダイソン

Dyson Pure Hot+Cool Link

実勢価格7万8620円

【SPEC】

サイズ/質量:W222×D222×H632mm/3.91kg

暖房能力 適用床面積:コンクリート住宅8畳/4.5畳、木造住宅6畳/3畳

空気清浄能力 適用床面積:8畳(30分)、23畳(60分)