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2015/7/21 8:40

時代に名を残したカシオ製品が勢ぞろい! 樫尾俊雄発明記念館の”激レア4大お宝”

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カシオ計算機を創業した樫尾四兄弟の次男にして、多数の特許を取得した発明家、樫尾俊雄前会長。「樫尾俊雄発明記念館」は彼の功績を伝える博物館で、計算機・電卓・時計を中心に、各時代に名を残したカシオ製品が展示されています。

 

今回は、俊雄氏の自宅の一部を利用して公開されている同館で発見した、カシオの”激レア4大お宝”を紹介します!

 

 

【激レアNo.01】1台あれば、あらゆる楽器の音が楽しめる

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カシオトーン201
1980年発売の電子キーボード。電子音ではなく、リアルな楽器の音色で演奏が可能で、音色合成には俊雄氏独自の理論が利用されています。外装は本物の木製を使用。

 

 

【激レアNo.02】「オフィスに1台」から「ひとりに1台」へ

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カシオミニ
競合製品に対し、価格は1/3以下、サイズは1/4以下で1972年に発売された電卓。累計生産台数1000万台を超え、他社がほぼ撤退したほどのエポックメイキングな逸品です。

 

 

【激レアNo.03】大の月・小の月を自動判別する腕時計

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カシオトロン
大/小の月を自動判別するカレンダー機能を世界初搭載した1974年発売の腕時計。同社が時計業界へ新規参入した製品でもあります。画像右は当時の広告。

 

 

【激レアNo.04】世界初、歯車を使わない小型計算機

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歯車による機械式ではなく、リレー を用いた電気式として世界初の小型計算機。機能性や高速性、静音性で機械式を圧倒しました。1957年に発明。

 

 

同館では、発明の多くが生み出されたという俊雄氏の書斎に入ることも可能。設計や内装には俊雄氏のこだわりが随所に発揮されており、電子機器に興味のない人でも思わず見入ってしまうでしょう。

 

樫尾俊雄発明記念館

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DATA
●住所:東京都世田谷区成城4-19-10
●開館時間:9:30~16:30
●休館日:土曜日、日曜日、祝日
●見学方法:入館無料の完全予約制。1予約あたり上限10名までを目安に受け付けています。予約は、同館webサイトまで。