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2017/2/21 16:29

人力セグウェイ? 立ちこぎ専用シートレスステッパー三輪車「Me-mover FIT」が日本にやって来る!

2014年.デンマークの首都・コペンハーゲンで新たな自転車が産声を上げました。その名前は「Me-Mover」。大径ホイールを装備した大型のキックボードに見えますが、ちゃんとドライブトレーンが備わっています。フィットネス・トレーニング用品のステッパーと似た機構で、左右のペダルを立ちながら踏み込むことでリアホイールを駆動させさせます。

 

当時Kickstarterで366人の出資者から30万ドル以上を調達の人気プロダクト。さらに多くのユーザーからのフィードバックを得て新モデルとして開発された「Me-Mover FIT」が、日本のクラウドファンディングサイト「machi-ya」でプロジェクト展開中です。

 

エクササイズの効果が強いという「Me-Mover FIT」。その特徴を見ていきましょう。

 

通常の自転車は、ゆっくりすぎるスピードでの移動は苦手です。バランスを崩してフラフラとしちゃいがちですよね。でも「Me-Mover」は安定感に優れた3輪構造ゆえに、徒歩のようなスピードでも安定したまま移動できます。そしてランニングの速度、普通の自転車の速度、ロードバイクの速度での走行も可能です。カーディオ・エクササイズ目的のトレーニングにも使えます。

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実はギア周りにワザあり。軽く踏み込むと軽いギアが駆動し、底まで踏み込むと重いギアが駆動します。この機構により、踏み込んだときの強度とスピードをユーザーがコントロールできます。また坂道はロードバイクの軽めのギア×高ケイデンスのように、軽く、そして速くステップすることで登っていけます。

 

ただし(体重が使えるとはいっても)ロードバイクと比べるとクライム時のスピードは下がってしまうようですね。平らな地形での使用に最適化されている自転車であり、23kgという重さも効いていそう。基本的には街中専用、シティコミューターとして使うのがいいのでしょうね。

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ランニングやサイクリングと比べて、より多くの筋肉に負荷をかけることができるのも「Me-Mover FIT」の特徴ですね。姿勢をまっすぐに維持したまま立ちこぎするため、上半身、腹部の筋肉も使います。

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また膝、足首、脊椎といった間接への負担も控えめ。背中と首の負担も抑えられます。衝撃が少ないから、各部にダメージがある人でも、安心してエクササイズに取り組めます。

 

ハンドルを低く下げ、ハンドルポストをリアホイール側に倒すだけで折りたたみ完了。所用時間は数十秒でOK。スーツケースのように転がして移動させることもできます。

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このサイズ感だったら、輪行も楽そうですよね。電車で移動し、海沿いのフラットな道を「Me-Mover FIT」で楽しみ、大型スパで汗を洗い流してから電車で帰る。ライトとリフレクター、ベルといった安全装備を備えれば日本でも問題なく走れそうですし……いい週末、送れそうじゃないですか!

 

限定5台、16万円の超早割コースは即日ソールドアウト。今からなら28%オフ18万円の早割コースから選べます。なお原宿駅より徒歩約10分にあるGADGET BANK TOKYOで試乗ができるとのこと。営業時間は12時から20時ですが、展示会などで持ち出している場合があるので、乗ってみたい人は事前に店舗へ問い合わせしておくといいでしょう。

 

【SHOP DATA】

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