次世代の交通手段として実用化が期待されている空飛ぶタクシー。ヘリコプターや小型飛行機のような形が多いなか、UFOかと思うような円盤型の乗り物の開発も進んでいるようです。
これは「Invo Moon」と名付けられたもの。直径は約5メートル弱で、最大3人が搭乗可能。完全自律型で飛行して、最高時速はおよそ400kmに達します。
設計したのは、テスラの元エンジニアで発明家でもあるレオ・カヤリ氏。レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画からインスパイアされて、このような形にしたのだそうです。
一般的な空飛ぶタクシーはプロペラを搭載していますが、Invo Moonではアルミフレームの内部に、12個のモーターが機体を取り囲むように搭載され、このうち4個のモーターを使用することで、ドローンのように360度、どの方向にも移動できます。着陸するときは、折りたたまれた脚が出てきて、それによって着地します。
Invo Moonは振動が少なくなるように設計されており、移動中に聞こえる音は小雨程度の45デシベル以下。静かに移動できるそうです。
そして、一番の特徴はやっぱりこの見た目。乗客は360度のパノラマを望めて、移動時間が遊覧飛行のようなエンターテイメントの時間にも変わりそうです。
英国では政府が「2028年までに空飛ぶタクシーが日常的に上空を飛行し、2030年までにパイロットなしで運航される可能性がある」と発表。タクシー感覚で上空を移動する日は近づいているようです。
View this post on Instagram
【主な参考記事】
Daily Mail. UFO-like electric flying vehicle which gives passengers 360 degree views could be the next Uber. January 6 2025