海外で人気のクルーズ旅行。でも、スマートフォンの使い方には気を付けたほうがいいようです。「クルーズ船についていたWi-Fiパッケージを購入したのに、後から1300ドル(約20万円※)もスマホの利用代金を請求された」と憤慨している人物がいるのです。
※1ドル=約158円で換算(2025年1月10日現在)
この人物は先日、ロイヤルカリビアンという大手クルーズ船で1週間のクルーズ旅行を楽しんできました。クルーズ船にあった「Wi-Fiパッケージ」を購入し、旅行中は安心して携帯を使い続けていたところ、帰宅後に目玉が飛び出るほどの請求書を受け取ったのです。
「クルーズ船のWi-Fiパッケージを購入したのに!」と激怒。ロイヤルカリビアンに電話して説明を求めたところ、ある致命的なミスをしていたことがわかったのです。
この人物は「機内モードをオンにする」ことを忘れてしまっていたのです。
クルーズで海上に出たら陸地からの電波が届かなくなるため、衛星回線を利用したり、海外の別の国に近づいたらその国の回線につながったりしてしまいます。だから、クルーズ船のWi-Fiサービスを利用したとしても、携帯電話を「機内モード」に設定して、すべての無線通信機能をオフにしなければならないのです。
この人物はそれに気づかず、機内モードに設定しないまま、ふだん通り携帯を使い続け、おまけに子どもが携帯で動画をストリーミングしていたのです。
ちなみにこの人物について、ロイヤルカリビアンは機内モードに設定していなかったことを理由に、保証や返金などは行っていないようです。
たとえクルーズ中に携帯を使わなかったとしても、アプリのアップデートなどで自動的に海外の回線につながってローミングしていることもあり得ます。「クルーズに乗ったら機内モードにする」のは誰にとっても鉄則。クルーズ旅行のときは、このことを覚えておくといいですね。
【主な参考記事】
Daily Mail. Royal Caribbean passenger’s $1,300 mistake every cruiser must know. January 7 2025