2024年に寄稿した「「頼りきっちゃダメ!」と思わず自分に喝を入れた…話題のAIボイスレコーダー「PLAUD NOTE」を手放せなくなる理由」。その「PLAUD NOTE」がさらなる進化をとげています。
録音後、アプリに転送し、ボタンを押せば、文字起こし、ChatGPTを使って要約、さらにはマインドマップまで作ってくれちゃう、もはやスマホ並みに手放せない、いやもうずっと身に着けておきたい、連れて歩きたいなんて思っていましたが、2024年10月、その願いが早速叶ってしまいました。その名も、ウェアラブルAIメモリーカプセルPLAUD NotePin。進化したPLAUD NOTEをレポートします。
AI大国アメリカで8億円以上の売上達成
2024年8月にアメリカで発売され、2024年10月に日本でも発売した「AIメモリーカプセルPLAUD NotePin」。すでに世界で6万台以上の販売台数を達成し、またもや注目を集めています。
身に着けるタイプのボイスレコーダーは世界初。さらにその名の通りカプセル型でとってもおしゃれ。キャッチコピーは「指でつまめるAI、あなたに合った付け方で」。確かにつまむという表現がぴったりのサイズ感です。
突然なにかひらめいたとき、スマホを取り出し、メモ帳にアイデアを書いたりしていましたが、「PLAUD NOTE」を使い始めてからは、かばんから取り出して、ぶつぶつとしゃべって録音。以前のカード型AIも薄くて持ち運びに便利でしたが、今回は出し入れすることなく身に着けられるのが画期的。思いついたら、すぐに録音できる優れもので、ボイスレコーダーというよりアクセサリーです。
リストバンド、ネックレス、クリップ、ピンに自由自在
手のひらにちょこんと乗るかわいらしいサイズかつ、高級感漂う色合いと質感のPLAUD NotePinは、活用シーン問わず、スマートにつけられるのが魅力です。
まずはリストバンド。バンド部分が磁石でピタッとはまるように設計されているので、落ちる心配はありません。走ったり、腕を振り回したりしてみましたが、ずれることもなく腕にぴったり。
ネックレスのように着けられるネックストラップは……いたって普通の代わり映えがしない、細い黒い紐なので、残念ながらあまりおしゃれ感は出ません。筆者は、ネックレス使いよりも、かばんのジップに、家でなくさないようにどこかに引っかける用として使っています。
今回、一番使い勝手がいいな、人におススメしたいなと思ったのがクリップ。
かなり強力なマグネットが内蔵されており、クリップの上に本体を置くと、パチンと音がしてぴたりとくっつき、簡単には外れません。
クリップが気に入っている最大の理由は口元の近くにセットできること。
何かアイデアが思いついたときなどぶつぶつつぶやいた声を確実に拾ってくれるんです。街中でざわざわしている場所でも、かなりクリアに録音されます。さらに、イベント会場のざわざわしているところで立ちながらインタビューをするときにも大活躍。
「これはボイスレコーダーなのですが、つけてもらってもいいですか?」
と聞くと、まず、クリップ型のスタイリッシュなボイスレコーダーをみて、
「これはすごいですね」
と驚かれ、会話のつかみはOK。
相手のジャケットに装着することで、人混みの中でもクリアに録音ができ、かつ置き場所にも困らないという素晴らしい活躍ぶり。
ちなみにPLAUD NotePin は、2MEMSマイク、さらにAI音声拡張技術で、クリアな録音を実現しているのだそう。
毎月新機能が追加
PLAUD NotePinの本体をぐるりと見ても、どこにも電源ボタンが見つかりません。というよりボタンがないんです。本体の真ん中部分を長押しすると1回振動し、上部のAの部分に赤ランプがついたら充電開始。停止するときは再度長押しをして2回振動、赤ランプが消灯したら停止になります。最初はボタン位置と押す力加減がわからずに、強く押したりしてみましたが、押すポイントさえつかめば、さほど力をいれずともオンオフできます。
録音したあとの、文字起こしから要約、マインドマップ作成はPLAUD NOTEのときと同じ。こちらの記事を参照ください。
とはいえ、バージョンアップはしています。
1.要約テンプレートは15種類から30種類へ
以前からある要約テンプレートがさらにバージョンアップし、より自分のニーズにあった要約が可能になりました。あまりにありすぎて何を選んだらいいかわからない人は、AI提案のテンプレートを使うといいでしょう。逆にこだわりがある人はカスタマイズも可能。筆者のお気に入りはインタビュアーのメモ。質問と回答がしっかり要約され、かつインタビューの要点まで書いてくれるすぐれものです。
ディスカッションノートでは議論のポイント、結論、次のステップの提案までしてくれます。いろいろ試して、自分にぴったりのテンプレートを見つけるのも楽しいですよ。ちなみに、ちょっとこの要約は違うなという場合、何度でも変更可能なのがうれしいポイント。
2.プロプランならAsk AIが使える
質問や会話にAIが答えてくれる「Ask AI」がプロプランを利用すれば使えます。録音データ内の会話や内容について、AIと対話しながら検索できる便利な機能です。文字起こしタブで、気になっているところを聞き直してもどうしても思い出せないというときに活躍してくれます。
3.112か国語対応
以前は50か国くらいだったのが、いつのまにやら2倍に!台湾から日本に遊びにきた友人に試しに世間話をしてもらい、文字起こしから要約をしてみたところ、ほぼ完ぺき!と感動していました。だいぶ早口でしゃべっていたので横で聞いていた筆者は何を話しているのかさっぱりわかりませんでしたが、要約をみて内容が一発で理解。素晴らしい要約ぶりに感服です。
まとめ
PLAUD NOTEのカード型ボイスレコーダーもかなりの確率で「それ何?」と興味をもたれましたが、今回のPLAUD NotePinはほぼ100%「それ何?」と言われるほど、見た人みんな興味津々。身に着けていることを忘れるほどのスマートさと軽さなので、「それ何?」といわれて一瞬、何のこと?と思うことも。それくらい軽いです。
最近はジャケットやコートにクリップでつけ、いつもぶつぶつ言いながら歩いている始末。かなり怪しいです。
わたしのようなライター業だけでなく、社内の会議、営業の商談、授業の講義、建設現場の管理、患者さんの声を丁寧に記録したい医療現場などさまざまなシーンで活躍すること間違いなし。働き方改革に欠かせない存在となりそうです。
まとめることから解放されれば、別の業務に注力でき、新たなアイデアが生まれ、新しいビジネスが加速するに違いありません。外出時にはスマホだけでなく、PLAUD NotePinを持っているか確認するようになった、すっかりPLAUD NotePin依存症の筆者です。