サムスンは、先日の新製品発表イベント「Galaxy Unpacked」で噂の三つ折りスマートフォンを準備していることを示唆していました。これから発売予定の製品ロードマップの中で、そのシルエットがXRヘッドセット「Project Moohan」やARメガネと並んで映し出されています。
その正式な製品名は不明ですが、韓国Naverのニュースアグリゲーター(複数のニュースソースから情報を集約する人物)・yeux1122氏は、三つ折りデバイスは「Galaxy G Fold」と呼ばれる予定だと述べています。
信頼性の高いディスプレイ専門アナリスト・Ross Young氏は、三つ折り製品の発売時期は2025年第3四半期(7月〜9月)だと予想していました。
Looks like it was pulled in as you reported. Looks like Q3 launch now.
— Ross Young (@DSCCRoss) January 15, 2025
yeux1122氏によると、Galaxy G Foldの折りたたみ画面は9.96インチとのこと。これはGalaxy Z Fold 6の7.6インチより約30%も広くなります。折りたたんだ状態では6.54インチになると伝えられており、従来のスマホとほぼ同じサイズになるようです。
Galaxy G Foldの重さはファーウェイの三つ折りスマホ・Mate XTと同じぐらいになるそう。しかし、その厚みは内側に折りたたむためか、Mate XTよりわずかに幅がある模様です。
この三つ折りスマホは、以前サムスンディスプレイが展示していた「Flex G」と似たデザインになると噂されていました。Mate XTは外折りを1回、内折りを1回する「インアウト」方式でしたが、Flex Gは内側に折りたたむ「インフォールディング」方式となってます。
Mate XTのようにS字型の折りたたみ機構は画面の一部がむき出しになりますが、Flex Gの方式は畳んだときにディスプレイが露出せず、より優れた保護機能が期待できるでしょう。
加えて、サムスンはこのデバイス専用に新タイプのディスプレイと保護フィルムを開発しており、耐久性をさらに強化している模様。こうした高度なディスプレイ製造には複雑な工程が伴うため、生産量は限られる可能性があります。
2025年内にわずか20万台だけ出荷が予想されているのは、そうした事情があるのかもしれません。
Source: Naver
via: Gizmochina