1mmの100分の2。人の白血球とほぼ同じ大きさという「世界最小のレゴ」が誕生しました。作ったのは、英国で「ミクロアーティスト」と名乗る人物です。
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世界でおなじみのブロック「レゴ」は、数cm程度の大きさ。それなのに、通常サイズのレゴから、目に見えないほどのレゴが作られたのです。光学顕微鏡で計測されたサイズは、0.021845mm x 0.025170mm。これまであった世界最小レゴのギネス記録と比べて、4分の1の小ささなのだとか。
この極小レゴを作ったのは、デビッド・A・リンドンさん。もともとエンジニアとしてのバックグランドがあり、航空電子工学の技術者として働いてきたキャリアの持ち主です。
現在はミクロアーティストという肩書で、糸を通す針の穴に、ピカチュウやスヌーピーなどのキャラクター、動物などのモチーフを作った作品をつくり、自身のSNSで紹介しています。
でも、そんな極小サイズのものづくりを行うプロにとっても、今回のチャレンジは「狂気の沙汰だと思う」とリンドンさん。なにせ、自分の指を伝わる心臓の鼓動だけでも大きな動きになってしまうため、作業は夜間の静かな時間に実施。「ゆっくりと呼吸して、心臓の鼓動の合間に作業するように訓練した」と語っています。顕微鏡を使わないと目に見えない大きさでの作業は「肉体的にも、精神的にも、厳しいもの」だったそうです。
しかし、そんな彼の集中力と努力でできあがったレゴは、ギネス世界記録から「世界最小のレゴ」と認められ、見事、ギネス世界記録保持者となったのです。
彼は「チャレンジすることが大好きで、訓練も大好き。私の作品を初めて見た人の顔に浮かぶ、驚きの表情が大好き」と語っています。
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【主な参考記事】
New York Post. ‘Micro artist’ creates world’s tiniest Lego block — the size of a human blood cell: ‘It blows your mind’. February 20 2025