街並みが一気にクリスマス仕様になり、店頭にもギフト商品が並び始めます。
特に華やかなのはおもちゃ売り場。自分が子どもの頃も、涙ながらに両親へ頼み込んで手に入れたり、時間を忘れて夢中で遊んだ思い出も多いのではないでしょうか。そんな懐かしのおもちゃも、時代とともに変化しています。
家族へのプレゼント候補として、現代風にアレンジされたなつかしのおもちゃ達を見ていきましょう。
元祖育成ゲームはいまやチェックイン機能付き
バンダイ
TAMAGOTCHI 4U+
実売価格6458円
すさまじい人気から、社会現象にまで発展した「たまごっち」。現在はキャラの育成だけではなく、街なかに設置された「バンダイデータスポット」や「タッチステーション」などのスポットにタッチすると育成用のアイテムが貰えたり、友達同士で通信してアイテムを交換できるなど「持ち歩いて遊べる」おもちゃとしてより進化しました。
少しお世話をさぼったらキャラが死んじゃった!ということも“たまごっちあるある”でしたが、いまは代わりにお世話をしてくれる「シッター機能」付き。
「消える魔球」が3D化! おじさん同士で白熱しそう
エポック
野球盤 3Dエース
実売価格7538円
バッターにボールが届く前に下に落ちてしまう「消える魔球」で白熱した「野球盤」は3Dに。どこが3Dかというと、以前はバッターのところまでボーリングのように転がっていたボールが、「野球盤 3Dエース」では実際にピッチャーがボールを“投げる”ように宙を飛んでいきます。
球種も史上最多となる9種類用意され、「消える魔球」も健在。ボールが実際に空を切るところから臨場感がアップしていますが、指先でタイミングよくスイッチを押さなければならないアナログさは今でも熱中して遊べそうです!
女の子の代名詞は、常に最先端を行かなくちゃ
タカラトミー
LiccA スタイリッシュドールコレクション
実売価格 オリーブペプラムスタイル/10800円、カプチーノワンピーススタイル/12960円
女の子ならば一体は持っていたリカちゃん人形。メイクができたりヘアカラーが楽しめたりと女の子の「かわいい」をいつの時代も体現してきました。
そんなリカちゃんから、大人の女性でも楽しめる新ブランド「LiccA」が誕生。ドールの形状から難しかったハイヒールの履き方もよりキレイに、カバンを持つ手も上品になるなど、リカちゃんの本領である「着せ替え」や「着こなし」がより楽しめるようになっています。
スタイリッシュにジーンズを履きこなす「オリーブペプラムスタイル」とレディなかわいさが詰まった「カプチーノワンピーススタイル」の2種類のラインアップは、12月に発売予定です。
もう引っ張らなくていい!? ついにチョロQも自動走行
タカラトミー
チョロQ Q-eyes
実売価格 3780円
手前にギューッと引っ張って遊んでいたミニカーのチョロQ。最新モデルはなんと充電式になっており10秒の充電につき1分の走行が可能。つまり、チョロQのお約束だった“引く”動作はもはや不要ということです。さらに赤外線センサー付きで、障害物を検知すると止まるかバックして切り替えるという動作まで自動でおこないます。
「昔は引っ張ってあげないと走ることすらできなかったのに……」と寂しくなってしまいますが、身の回りのものでコースを作ってみたり、センサーを利用して目の前に手をかざしながら操作したりといった遊び方が提案されています。おもちゃが変化すると、それだけ新しい遊び方も増えていくのですね。
知能パズルはさらに難解に。このままオブジェにしちゃう?
メガハウス
ルービック ミラーブロックス
実売価格2592円
ルービックキューブ日本発売35周年を記念して発売された「ルービック ミラーブロックス」。ひとつの面が9マスの正方形ではなく、すべて違う形になっているためややこしさがアップしています。6面すべて揃えたときに初めて立方体となるため、完成したときの達成感はひとしお。一色のみで覆われた「ルービック ミラーブロックス」は、色で“面”を判別できないためさらに難解です。
一見現代アートのようにも見えるので、解けなかったらオブジェとして飾っておくのもあり……?
どのおもちゃも遊ぶ楽しさを追求した工夫が随所に散りばめられており、今でも手に取ってみたくなる魅力がいっぱい。
「昔はたまごっちって白黒だったんだよ」「うそ!?」といった会話をしながら、家族と一緒に遊んで盛り上がりましょう。