グーグルのサンダー・ピチャイCEOは、iPhoneにグーグルのAI機能「Gemini」が標準搭載されるかどうかについて、今年半ばにアップルと合意に達したいと述べています。

ブルームバーグの報道によれば、ピチャイ氏は昨年アップルのティム・クックCEOと複数回にわたり会談を行い、iPhoneへのGeminiの統合について協議したことを確認しました。アップルは今年6月に開発者向け会議のWWDCを開催する予定で、その場で「iOS 19」が発表されます。もしグーグルとアップルが合意に達すれば、iOS 19へのGeminiの統合も近い時期に発表されるかもしれません。
なおiOS 18.2以降では、アップルのAI機能「Apple Intelligence」に対応したiPhoneに、オープンAIのAI機能「ChatGPT」が統合されています。そしてユーザーが許可すれば、「Siri」がChatGPTの回答を直接表示したり、システム全体の「ライティングツール」機能でテキストや画像生成に利用できたりします。
もしApple IntelligenceにGeminiが統合されれば、ChatGPTと同じように、SiriやライティングツールでGeminiが利用できるようになるかもしれません。iPhoneでChatGPTとGeminiの2つの好きなAI機能を利用できるようになれば、ユーザーの利便性は確かに向上しそうです。