サムスンのフラッグシップモデルをベースにしたミドルレンジ機「Galaxy S25 FE」は、高性能ながらも手頃な価格を実現するため、自社製チップ「Exynos 2400e」を搭載すると噂されています。このチップは、現行モデル「Galaxy S24 FE」にも採用されており、2年連続で同じプロセッサーを搭載する形となります。

しかし、サムスンがExynos 2400eを十分な量を生産できない場合、より高性能な「MediaTek Dimensity 9400」を搭載する可能性があるとも報じられています。
この情報は、テック系サイトNotebookcheckが「最も信頼できる情報筋」に基づき伝えたものです。サムスンとしては、あくまで最有力候補は自社製のExynos 2400eですが、Dimensity 9400が最悪の場合のバックアッププランとして用意されているとのことです。
なお、両チップにはベンチマーク上で大きな性能差があります。AnTuTu 10ではDimensity 9400が約49%高いスコアを記録、Geekbench 6ではシングルコアで約36%、マルチコアで約39%も優れた結果となっています。
サムスンは既に「Galaxy Tab S10」シリーズにMediaTek製チップを採用しており、今回の選択も決して異例ではありません。ただ、同社としては自社製チップの採用によって、自社の半導体製造事業(Samsung Foundry)に利益をもたらしたい思惑もあるようです。
また、手頃な価格の縦折りスマホ「Galaxy Z Flip FE」でも搭載チップについて複数の噂が飛び交っており、一部ではExynos 2400e搭載説、一方でより高性能なSnapdragon 8 Gen 3搭載説が囁かれています。サムスンが十分な数量のチップを製造できない場合、こちらも予想以上にお買い得なモデルになるかもしれません。ともあれ、続報に注目したいところです。
Source: Notebookcheck
via: PhoneArena