サムスンが発売した超薄型スマートフォン「Galaxy S25 Edge」は、厚さわずか約5.8mmという極薄設計を実現するため、バッテリー容量は3900mAhに抑えられています。これはGalaxy S25シリーズの中で最も小さく、画面サイズがより小さい標準モデル(4000mAh)をも下回る容量です。

このバッテリー容量でS25 Edgeは実際にどれほど持続するのか? スマホ情報サイトのPhoneArenaが詳細なテスト結果を公開しました。
同サイトが実施した三つのバッテリーテストの結果は以下の通りです。
総合バッテリー持続時間: 6時間22分
ブラウジング: 16時間40分
動画視聴: 7時間44分
3Dゲーム: 9時間38分
総合持続時間はGalaxy S25(7時間6分)を下回り、PhoneArenaが近年テストしてきた多くの機種の中では86位となりました。
一方、サムスンは公式に「通常の使用で1日持続可能」としており、動画再生では最大24時間可能とされています。ただしこれは、Galaxy S25の29時間、S25+の30時間と比べると5時間以上も短くなっています。
とはいえ、6時間22分という総合持続時間は一部の人気ミッドレンジ機種よりも良好な結果でもあります(いずれもPhoneArena調べ)。例えば、iPhone 16e(6時間4分)、Galaxy A35(6時間12分)を上回り、Galaxy S24 FE(6時間20分)とほぼ同等の性能となっています。
PhoneArenaはこの結果について「バッテリー持ちは特に素晴らしいとは言えないが、決して悪いわけでもない」と評価しています。
なお、アップルが2025年秋に発売すると噂されている「iPhone 17 Air」は、S25 Edgeを超える約5.5mmという驚異的な薄さになりながらも、バッテリー容量はわずか2800mAhになるとの見方があります。仮に高密度バッテリーを採用しても最大20%増の3360mAhにとどまるとされ、こちらのバッテリー持ちにも注目が集まりそうです。
Source: PhoneArena