公園のベンチに腰掛けるとき、あえて誰も座っていないベンチを探す方が多いかもしれません。でも、そうはいきそうにないベンチが作られました。

独ベルリンを拠点とするアーティストのマーティン・バインダーさんが作った最新作は「バランスベンチ」。中央にしか支柱がないため、1人で座ろうとしても、シーソーのようにバランスがうまく取れないのです。
バランスを取って座るためには、少なくとも2人が必要。しかもお互いにコンタクトを取りながら、座る位置も調整しなければなりません。長さが4.5メートルで最大8人が座れるため、座る人の体重や位置によっても、声を掛け合いながら調整する必要が出てくるでしょう。
このベンチの目的は、まさにそのような人とのコミュニケーションを取ること。もともと2021年のパブリックアートフェスティバルのために考えられた作品でしたが、コロナ禍だったこともあり、いまようやく日の目を見ることになったのです。
人々が集まる公園だからこそ、知らない人同士も自然と会話が生まれる。そんな仕掛けが、コミュニティアートには求められてくるのかもしれません。
【主な参考記事】
Yanko Design. Communal bench is also a kinetic installation to foster interaction. May 21 2025
ガーデンマスター(Gardenmaster) ガーデンベンチ パークベンチ 幅110×奥行56×高さ69cm スチールベンチ パー...
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