Googleの次期フラッグシップスマートフォン「Pixel 10 Pro」の初期プロトタイプとされる実機が、中国のSNSで公開されました。これにより、外観デザインや内部仕様、搭載チップに関する詳細な情報が明らかになっています。

この情報は、未発表デバイスのリークで知られるアカウント「Mystic Leaks」が転載したもの。今回の端末は「Pixel 10 Pro」のDVT1.0(デザイン検証テスト)段階の試作機とされています。

外観はPixel 9 Proと非常によく似ていますが、いくつかの細かな変更点が確認できます。
USB-Cポートの左右にスピーカーとマイク用の対称的な切り欠きが配置されている
SIMカードトレイが本体左上端に移動している
カメラバーはやや厚くなり、カバーガラスが端まで広がっている
本体はわずかに薄型化している可能性があるものの、カメラバーの出っ張りはより大きくなっている
試作機識別用のロゴが背面に刻印されている
また、端末情報を表示するアプリ上では、開発コードネームが「Blazer」、RAMが16GB、ストレージが256GBであることも確認されています。搭載チップは「Tensor G5」で、構成はCortex-X4が1コア、Cortex-A725が5コア、Cortex-A520が2コアという8コア構成です。
なお、画面上には「5nm」との表示がありますが、Tensor G5はTSMCの3nmプロセス「N3E」で製造されると見られており、これは誤表示の可能性があります。
こうした情報を総合すると、外観上は大きな変化がない一方、内部チップの進化によって、AI処理やカメラ性能の向上が期待されるモデルとなりそうです。
Source: Mystic Leaks
via: 9to5Google