HUAWEI(ファーウェイ)は、SIMフリースマホの新シリーズ「nova」を日本市場に投入すると発表しました。「HUAWEI nova」と「HUAWEI nova lite」の2機種が2月24日より発売されます。また、昨年発売された「HUAWEI Mate 9」の新色としてブラックも登場。こちらは3月10日より発売となります。
ファーウェイは、ビジネスユーザー向けのフラグシップとして「mate」シリーズ、一般向けでカメラ機能にこだわった「P」シリーズを展開していました。今回国内向けに発表された「nova」は、“若者向け”として、ラインナップに加わります。なお、novaは「新星」を意味する言葉で、「Innovation」のスペルからもじっているとのこと。
4万円弱でスタイリッシュな「nova」
「HUAWEI nova」はフルHDの5型ディスプレイを搭載。背面は緩やかにカーブしており、手に馴染みやすい形状となっています。バリエーションはミスティックシルバーとチタニウムグレー、ローズグレーの3色展開。サイズは約W69.1×H141.2×D7.1mm、重さは約146g。
CPUはオクタコア、2.0GHzの「Snapdragon 625」。3020mAhのバッテリーと併せ、標準的な使い方で2日間使用できるとのこと。コネクタはType-Cを採用。また、RAMは3GB、ROMは32GBで、最大128GBのmicroSDに対応します。
カメラは1200万画素で、レンズはP9と同じものを採用。また、インカメラは800万画素。「パーフェクトセルフィーモード」や「メイクアップモード」など、同社お得意の美肌撮影機能を搭載します。
また、「ハイダイナミックフラッシュ」もユニークな機能。夜間にフラッシュあり・なしで撮影した画像を合成し、人物も背景もどちらも綺麗に撮れます。
オーディオは、DTS Headphone:X に対応。手持ちのヘッドセットで迫力あるサウンドを楽しめるほか、対応イヤホンがあれば、7.1chの本格的なバーチャル・サウンドを聴けます。
取り扱いはファーウェイ・オンラインストアのほか、MVNO各社、家電量販店、ECサイトなど。市場想定価格は3万7980円で、2月21日より予約受付開始。同月24日より発売となります。
約4万円で購入できるnovaは、品が良いデザインと、片手で扱いやすいコンパクトさが魅力。サイズ感を重視する若者や、女性ユーザーを意識したモデルでしょう。なお、2枚のSIMの同時待ち受け(DSDS)にも対応する点にも注目です。
約2万円のお手ごろな「nova lite」
もう一機種の「HUAWEI nova lite」は、ライトといいつつもnovaよりも大きな5.2インチのフルHDディスプレイを搭載。エッジ部は滑らかに加工されています。カラーはホワイト、ブラック、ゴールドの3種を展開。サイズは約W72.94×H147.2×D7.6mm、重さは約147g。
CPUにはオクタコア、4×2.1GHz+4×1.7GHzのKirin655を搭載。バッテリーは3000mAhで、こちらも標準的な使い方で2日以上使用できるとのこと。RAMは3GB、ROMは16GBで、最大128GBのmicroSDに対応します。
背面カメラには1.25μmピクセルの大きめなイメージセンサーを搭載し、暗所でも明るく撮影可能。機能としては、食べ物をおいしそうに写す「ナイスフード」やマニュアル操作が可能な「プロモード」なども利用できます。
取り扱いはMVNOでの販売がメイン。価格は事業者によって異なります。例えば、IIJでは、一括1万9800円+税。24回払いで月々850円+税。こちらも2月21日より予約受付開始、24日発売です。
honor 8は楽天モバイルが独占的に販売していますが、nova liteはほかのMVNOでもセット販売されます。honor 8と比べるとやや大きいサイズ感ではありますが、2万円という価格はコスト最重視の消費者層に響きそうです。
Mate 9のブラックも登場!
そのほか、Mate 9の新色発売がアナウンスされました。
なお、Mate 9(ブラック)の市場想定価格は従来のMate 9と同じく6万800円。2月24日より予約受付開始。3月10日発売となります。
このほか、大阪・梅田にオープンする新たなカスタマーセンターについても告知がありました。
ちなみに都内を中心とした家電量販店では、新機種を実際に触って確かめられるタッチアンドトライを実施予定とのこと。気になる人は、ぜひチェックしてみてください。