CP+は、パシフィコ横浜と周辺会場にて、1年に一度、開催されるカメラと映像のイベントです。最初の頃は新商品の見本市的な感じでしたが、年々、カメラや写真を楽しむ人がさまざまな体験ができるイベントへと変わってきました。今年はさらに有名カメラマンによるセミナーやステージが中心となり、カメラ愛好家にとって貴重な話が聞ける機会となったようです。今回は、そんなCP+の会場から、注目すべき商品や催し物をピックアップして紹介します。
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見どころいっぱいのカシオブース
今回のCP+で個人的に気になったのは、カシオのブース。全体的に女性を意識したブースになっており、先日発表されたばかりの「EX-FR100L」がフィーチャーされていました。FR100L、はアウトドアカメラの「FR100」を自撮りに特化した仕様にしたバージョン。脚長撮影できたり、風景のみHDRを効かせるメイクアップHDR、美肌で撮影できるメイクアップモードなどを搭載しています。ブースでは、さらに美しく撮影できるように、プロのスタイリストさんにヘアメイクをしてもらうことも可能となっていました。
また、FR100の派生モデルとして、ゴルフに特化した「SA10」や、真っ暗闇でも撮影できる超高感度の「FR110H」、さらに参考出品として赤外線モジュールを組み込みサーモグラフィー映像が撮影できるモデルも展示されていました。
バリエーション豊富な被写体で試し撮り
メーカー各社のブースでは、試し撮りの被写体に工夫を凝らしており、個人では体験できないシチュエーションが色々と用意されていました。本格的なスタジオでのモデル撮影が楽しめたり、スポーツでの速い動きを撮影できたり、ミニチュアを使って鉄道の撮影の疑似体験できるなど、カメラの性能を試すのにぴったりなシチュエーションが用意されています。
キヤノンのブースは様々なシチュエーションが用意され、同社のカメラで試し撮りができるようになっています。
気になったアイテムや展示を一挙紹介
このほかにも気になったブースやカメラを一気に紹介していきましょう。ソニーブースでは国際宇宙ステーション(ISS)のミニチュア模型を展示。同社の「α7SII」が、国際宇宙ステーション「きぼう」のカメラに採用されているとのことで、寒暖の差が激しい宇宙でも使える設備も展示されていました。
マウスコンピューターでは、Adobe RGB比100%の色再現をできる液晶を積んだノートPCなど、プロ仕様のPCを展示。デジカメで撮影した写真を、その場で確認するのに欠かせないアイテムです。
リコーのTHETAコーナーでは、THETAで撮影した動画をVRゴーグルで体験可能。回転する専用チェアで視聴でき、長蛇の列を作るほどの人気でした。
ドローンでお馴染みのDJIブースには、カメラを搭載したドローンが多数展示されていました。
普段、なかなか手が届かない超高級カメラの試し撮りができたり、さまざまなシチュエーションで撮影できたり、見たこともないようなカメラ機材を知ることができたりと、カメラ好きなら1日中楽しめるCP+。今年行けなかった人は、ぜひ来年足を運んでみて下さい。来年は3月1日~4日の開催予定となっています。