多くの家庭では、掃除機とクイックルワイパーを別々に揃えていますよね。それぞれ、使い分けている人がほとんどでしょう。しかし、いまは床の掃除機がけと拭き掃除を同時に行える、ハイブリッドな“ワイパー掃除機”があるのです!
今回、そんな掃除機であるドウシシャ「コードレスふきとりスイーパー DCS-1601」とショップジャパン「スイークル ふきとりクリーナー」の2機種をピックアップ。買うならどっちがいいのか、家電ライターの平島憲一郎さんに拭き取りバトルを実施し、掃除力や操作性など5項目をチェックしてもらいました!
ゴミの吸引力は、フローリング調マットの上に幅20cm×長さ40cmの範囲でミント菓子28gを撒き、1ストロークで取れたミント菓子の量を計測。
モップがけの実力については、ワイパーパッドには市販の立体吸着ドライシートを装着し、フローリングの皮脂汚れの拭き取れ具合を調査。プロはどう判定するのでしょうか? なお、吸引口幅は編集部調べです。
■ドウシシャ「コードレスふきとりスイーパー DCS-1601」実売価格7530円
本体の重みとパッドの凹凸で微細なゴミもキャッチ!
ワイパーシートを装着し、微細なゴミも拭き取れる掃除機。ダストボックスは着脱が容易で、ゴミ捨てしやすいです。電池パックを外し、手軽に充電できます。
【テスト結果】28g中12.4g取れた!
[平島’s Check]総合:76点(吸引力:5点、拭き取り力:17点、操作性:17点、設置性:20点、メンテナンス性:17点)
ちょい掛けには問題なく吸引力で設置性も高い!
「吸引力は弱めですが、普段のちょい掛けには十分。ハンドルの長さ調整が簡単にできて便利です。バッテリーのみ取り外して充電でき、収納場所を選ばないのもグッド」(平島さん)
■ショップジャパン「スイークル ふきとりクリーナー」実売価格1万5980円
ウェットシートに対応しガンコな汚れも拭き取れる
軽量でラクに掃除ができる一台。自立式で部屋に出したままでもジャマになりません。ウェットシート対応でガンコな汚れも拭き取れます。
【テスト結果】28g中16.3g取れた!
[平島’s Check]総合:84点(吸引力:12点、拭き取り力:16点、操作性:20点、設置性:16点、メンテナンス性:20点)
操作性やメンテ性が高く日常使いにピッタリ!
「取っ手がカーブして持ちやすく、ポールも左右に動いて、操作性は高い。リビングなどをこまめに掃除するのに最適です。ブラシを外してメンテできるのもポイント高し」(平島さん)
比較した結果、平島さんの評価が高かったワイパー掃除機は、ショップジャパン「スイークル ふきとりクリーナー」となりました。しかし、ドウシシャ「コードレスふきとりスイーパー DCS-1601」はバッテリー取り外し可能で収納しやすいため、ちょい掛け程度の一人暮らし男性にはよさそうですよ。
【解説してくれた人】
家電ライター 平島憲一郎さん
生活家電を中心に、製品紹介・検証記事を執筆。自宅の拭き掃除にはアイロボットのブラーバを愛用。