現在のテクノロジーは、ファッション業界も大きく変えつつあります。しかし、具体的にどのように浸透しているのかあまり知られていません。そこで本稿では、海外で人気の「着られるガジェット」を集めてみました。
今回ご紹介するのは、ピカピカ光るTシャツからスマホの持ち歩きやゲーム操作を便利にしてくれるウェアまで、どれも想像をはるかに超えたものばかり。さっそく、衝撃の世界に飛び込んでみましょう。
【その1】好きなメッセージを表示できるTシャツ「Broadcast t-shirt」
Tシャツといえば、カラフルなグラフィックが楽しいですよね。でも、好きな柄の数だけTシャツを揃えるのはなかなか大変。だったらLEDで好きな絵柄を光らせてしまおうというのが、この「Broadcast t-shirt」。
「Broadcast t-shirt」は一見普通のTシャツ。しかし胸の部分に埋め込まれたLEDで、文字でもグラフィックでも好きな柄を描くことができます。こんなTシャツでクラブに行ったら、誰よりも目立つこと間違いなしです。
表示したい柄はスマートフォンから送信。TシャツはBluetoothでスマートフォンと連携し、スマートフォン同士で絵柄のシェアもOK。「Broadcast t-shirt」ユーザーが集まれば、みんなで同じ柄を表示する……みたいな遊びができるかもしれません。
その他にも「Broadcast t-shirt」は防水に対応していたり折りたたみが可能だったりと、ガジェットしてもよくできています。LED表示のオン/オフや切り替えは、胸のロゴのタッチやフリックでOK。いざフォーマルな場所に行くときには表示を消すことが可能。
「Broadcast t-shirt」は男性用、女性用、キッズ用、ポロシャツの4種類が登場。現在クラウドファンディングサイトの「Indiegogo」にて69ドル(約8000円)で予約が可能で、日本への配送も対応しています。出荷時期はちょっと延期されて、今年の3月です。
【その2】スマートフォンを服に装着できる便利なウェア「Captr」
アクティブなスポーツの最中に困るのが、スマートフォンの場所。衝撃で壊れても困りますし、水がかぶってもいけません。そんなスマートフォンの最適な居場所を「Captr」に見つけました。
ボンバータイプとアクティブウェアタイプが登場する「Captr」は、スマートフォンを胸の内部に装着するようにして保持します。そして内蔵したモバイルバッテリーでスマートフォンを充電したり、ライトを光らせてランプとして使ったり、ウェアラブルなカメラとして撮影もできるんです。
「Captr」は生地やジッパーが悪天候にも耐えられるような素材を採用しており、ハードなスポーツの際にも利用可能。またスマートフォンのカメラが覗く部分には傷つきにくいゴリラガラスを採用しているため、長期間の利用でもガラスが曇りにくいんです。
「Captr」はゴツいボンバータイプが119ドル(約1万4000円)、身軽なアクティブウェアタイプが109ドル(約1万2000円)でキャンペーンを開始しており、今年の3月に出荷予定。また全世界への出荷に対応しています。
【その3】快適なプレイをサポートする上下ウェア「ICON PERFORMANCE GAMING HOODIE」
海外にて販売されている「ICON PERFORMANCE GAMING HOODIE」は、ゲームプレイに特化したパーカー。その特徴は内側に湿気を排出する「DRYV TECHNOLOGY」を採用したり、胸にベンチレーションシステムを搭載するなど汗や湿気を徹底排除していることです。
何歳になっても楽しいゲーム。しかし、そのプレイスタイルは適当なTシャツやパジャマ、ジャージではないでしょうか? もちろんそれでも十分なのですが、さらに上を目指したい、プロゲーマーとして食べていきたいのなら、このような戦闘服が必要かもしれません。
パーカーだけでなく、ショートパンツの「ICON PERFORMANCE GAMING SHORTS」も登場。こちらも汗の排出に役立つ「DRYV TECHNOLOGY」素材や、ベンチレーション構造を搭載。つい熱くなりがちなプレーヤーを快適に保ってくれます。
「ICON PERFORMANCE GAMING HOODIE」と「ICON PERFORMANCE GAMING SHORTS」はそれぞれ65.99ドル(約7600円)と35.99ドル(約4100円)にて販売中。こちらは世界中への配送に対応しています。
どれも、近い将来オシャレ上級者なら知っていて当然のガジェットになるはず。もしかしたら21世紀は、ファッションとデジタルがトレンドの中心になるかもしれませんね!