数々の話題車が登場した東京モーターショー2015。編集部では改めて「どのモデルが良かったか?」を評論家9人に取材し、見所を語ってもらいました。
約300台の出展車のなかから、甲乙つけがたいベストモデル22台を数回にわたって紹介していきたいと思います!
燃費の良さだけでなく走りの良さも期待させる4代目
トヨタ
プリウス
低重心パッケージによるエモーショナルな外観と、先進的で温かみを持たせたインテリアを持つ4代目。衝突回避支援パッケージなど安全装備も充実しています。
室内は乗員を包み込むような一体感のある空間を表現。メーターは現行車同様、センターに位置します。
新プラットフォームとなる環状構造の骨格を採用。ボディのねじり剛性は従来比約60%も向上しています。
ひと目でわかる個性が◎
「40km/l以上という低燃費を実現しても、ひと目でわかる個性を持つのが素晴らしい。なんだかんだ言ってもプリウスは日本を代表するクルマ」(吉田由美さん/カーライフエッセイスト)
低重心の走りに期待!
「基本はキープコンセプトだが、確実に進化を遂げている点が良い。TNGAによる軽量化された新プラットフォームがもたらす走りにも期待!」(松下 宏さん/自動車評論家)
やはり走りが楽しみ
「現行型も十分な戦闘力があるが新型は特別。新車体構造のTNGAを確立して、それを採用してきたからだ。燃費だけでなく走りの質も楽しみ」(五味康隆さん/モータージャーナリスト)
独創的なスタイリングながら軽量技術と車両保護技術が優秀!
シトロエン
C4 カクタス
フランスでは2014年6月から発売されている、個性的なデザインのクロスオーバー。C4ベースながら大幅な軽量化が図られ、車重は1t前後となる模様です。
ボディサイドには車両を保護する樹脂製のバンパーを搭載。傷がついた場合この部分だけ交換可能です。
もっと早く出てほしい!
「シトロエンはオシャレなだけでなく、どこか心をつかんで離さない機能がある。2017年とはいわず、早い発売を期待したい!」(スーザン史子さん/自動車ライター)
顔の表情が魅力的!
「実用性とデザインをバランスしたボディに睨みをきかせた表情がたまらない! ボディ側面は隣のクルマのドアが当たっても安心」(藤島知子さん/自動車評論家)
名車と同じ「ワークス」の名で5速MTの軽ホットハッチ復活!
スズキ
アルト ワークス
アルト ターボRSは5速セミATでしたが、こちらは5速MTを採用。ターボRS同様、ショートストロークシフトによるダイレクトなフィーリングが楽しめます。
ファブリックシートだったターボRSに対し、同車はレカロ製シートを採用するとか。硬派な走りを予感させます。
3ドアモデルもぜひ!
「オジサン世代には懐かしい名前の復活! クルマを操る歓びを身近にする存在であることは間違いナシ。個人的には3ドアも欲しい……」(小野泰治さん/モータージャーナリスト)
レカロは標準装備希望!
「スポーツ走行ができるうえ、人や荷物も載せて遊びにいけるのが◎!大人イメージの車体色も嬉しい。レカロシート標準を希望したい」(田畑修さん/モータージャーナリスト)
新たな4代目モデルを発表したプリウスが、確実にパワーアップした性能とさらなる低燃費に非常に多くの支持を得ました。Part2ではホンダのハイブリッドスーパースポーツカーを始め、欧州車に負けない勢いをもつ国産車が登場!
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