「運動しないといけないなぁ」といった思いは多くの人にあることでしょう。しかし、頭では「気になるお腹周りをなんとかしたい!」「足腰を鍛えたい!」と何度も思っているものの、なかなか足が出ません、手が動きません。
その理由は簡単、一日の運動結果が目に見えないから。だったら、目に見えるようにすればいいのです。活動量計を身に着けてみましょう! 今回はタニタの活動量計の中から「カロリズムベーシック AM-111」を利用して、一週間の活動量を計測してみました。
身に着けているだけで自分の活動量を教えてくれる
「カロリズムベーシック AM-111」はその名の通り、タニタの活動量計ラインナップの中でも最もベーシックなエントリーモデル。チェックできる項目は、24時間カロリズムグラフ(活動量)、総消費エネルギー量(安静時代謝含む)、活動エネルギー量、脂肪燃焼量、歩数、歩行距離、歩行時間の7つ。実売価格は税込4290円です。
スマートフォン連携などの外部機器連携機能はありませんが、毎日の生活・運動の状態をチェックする上で十分な内容を記録できます。本体側面のボタンを押すたびに上記の項目が切り替わり、即座に確認することが可能! とくに脂肪燃焼量を具体的なグラム数として数値化できるのは、ダイエット目的の人には嬉しい機能です。
非常に小型で、取り扱いも簡単なのが利点。一度個人設定をすれば、あとは本体を胸ポケットに入れるか、付属のクリップで装着するだけ。ボタン操作なども不要で自動的に活動量をはかってくれます。
もっと筋肉を増やしてモテボディーになりたい!
今回はテスト例として、筆者が1週間装着してみました。37歳男子、身長176cm、体重62kgと、一般的にはスリムな部類だと思っています。しかし、デスクワークがメインとなるため、足腰への負担が多く、昨年から椎間板ヘルニアを患っています。
つまり、運動不足ゆえに絶対的な筋肉量が足りていない状況。
「からだの負担にならない程度の運動をこなしつつ、体幹を鍛え、筋肉量を増やしたい。あわよくば細マッチョのモテボディを手に入れたい!」と、日々考えていつも行動できていない意志の弱い子なのです……。シンプルな「カロリズムベーシック AM-111」を利用してこの意識改善を狙います。
活動量計と歩数計は根本的に違うものである
「カロリズムベーシック AM-111」を使い始めてすぐに、これは運動時・移動時の歩数やカロリーを表示するといった歩数計とは根本的に違うものだと言うことに気付かされました。
カロリズムは身長体重、体脂肪率などを事前に入力することで、安静時代謝(寝ている時やじっとしている時の消費カロリー)を算出。それに加えて、運動や家事、デスクワーク、リラックスしてテレビを見ている時間など、大きなものから些細なものまで、からだのあらゆる動きをキャッチし、24時間の総消費カロリーをはかっているのです!
カロリーは総消費を確認すると、安静時代謝を含めた一日の総消費カロリーが表示されます。ダイエットを計画している方はこの総消費カロリーを上回ることがないように食事(摂取カロリー)を調整することで、効率よくまた無理なく減量を進めることができるでしょう。
活動量を知ればモチベーションは上がるのか
活動量計を着けると言っても、朝起きたらポケットに入れ、寝る前に外しておくだけ。着替えと同時に装着する・外すが日常生活に加わっただけです。電池式で約6ヶ月間は持続するので、充電要らずというのもお手軽ですね。
一日中デスクワークをした日などには「カロリズムベーシック AM-111」に目を落とすと、あまりの活動量の少なさに危機感を覚えます。そんな危機感を打ち払いたくなり、時間が開くと散歩や腹筋マシーンなどの軽い運動をこなすようになりました。
一度良い数値が表示されると、「次はそれを更新したい」という気分にもなります。仕事の忙しさとの兼ね合いでしたが、やはり空いた時間は数字を稼ぐ時間=からだへの投資に使いたいと思うようになりました。
ダイエットやからだづくりのために定期的に体重や体脂肪率をはかっているという方も多いと思います。それに加えて「カロリズムベーシック AM-111」で日々の運動量を数値化することで頑張りや効果がよりわかるのです。これは確かにモチベーションへとつながります。
最近は「ポケモンGO」などのフィールドウォーク型ゲームをプレイしている方も多いと思われますので、こういった活動量計を併用するとさらに日々の運動が楽しくなるのではないでしょうか。
「カロリズムベーシック AM-111」を装着していた期間の体重・体脂肪率の変化を記録していました。結果、体重は増えつつも、体脂肪率は減るという形になり筋力トレーニングは成功の兆しを見せています。
装着前と装着後の体型変化ですが、1kgちょっとの増量なので外見からの体型変化はほぼ確認できません。「若干お腹がスッキリしたかな?」という風にも見えますが、誤差範囲。ベルトのサイズも変わりませんでした。しかし腹筋や体幹などは計測前よりも鍛えられているのだと思われます。
「一週間で筋骨隆々!」とは当然ながらいきませんでしたが、数字として成長を認識できるというのは楽しみであり、モチベーションアップにもつながりました。運動量だけでなく、一日の摂取カロリーと消費カロリーをトータルにマネジメントしたいのであれば、そしてより自分のからだと向き合いたいのであれば使ってみる価値はあると思います。エントリーモデルでも良いので、ぜひ活動量計を装着しましょう。