3月、別れの季節ですね。4月からの新しい職場、新しい土地、新しい学校など、ワクワクもありますが、悲しい別れが待っている人もいるかもしれません。現代は、昔と比べて遠距離恋愛でも寂しくないツールがたくさんあるので「距離が離れる=別れる」ということはあまりないでしょう。
『たった2分で、勇気を取り戻す本。』(千田琢哉・著/学研プラス・刊)によると、恋愛は始めるよりも終わるほうが勇気がいると書かれてありました。そこで、今回は「勇気」をテーマに4月から笑顔でワンランクアップしたあなたになれる方法をお伝えします!
「大好きな相手」と出会うために「そこそこ好きな相手」とは別れる勇気
「別れ」と聞いて、真っ先に思い浮かぶのが恋愛ではないでしょうか?
今、お付き合いしていて、この春から離れ離れになってしまう・・・なんて方もいらっしゃるでしょう。私も地方から出てきたのでよくわかるのですが、距離が離れると不安になるし、何より今までの普通が普通でなくなることが寂しいですよね。
また、中には「別れたくてもなんだか申し訳ないし」と彼や彼女と別れるのを躊躇している方もいるかもしれません。本当に好きな人に出会うためには、どのように自分の気持ちをジャッジしたら良いのでしょうか?
‘‘「嫌いじゃないかも……」は、大好きだということだ。
「好きじゃないかも……」は、どうでもいいということだ。
「どっちにしようかな……」は、両方どうでもいいということだ。‘‘
(『たった2分で、勇気を取り戻す本。』より引用)
あなたが一緒にいる方はどれに当てはまりますか?
もしも、自分に嘘をつき続けているのであれば、「勇気」を出しましょう!! 新しい素敵な出会いが待っているはずですっ!
友情にも賞味期限はあると認める勇気
「そんな冷たいことを!」と思う方もいるかもしれませんが、映画のように「永遠の友達」というのはなかなか難しいところ。なぜかというと「成長スピード」が異なってくるため、同じ話題で盛り上がれなくなってしまったり、共有できることが少なくなってしまうからなんだそうです。
‘‘あなたが飛躍すれば、相手から自然に離れていく。
相手が飛躍すれば、あなたから自然に離れていく。
それが自然の摂理であり、完璧に正しいのだ。
友情とは巷で言われるように失敗で失うものではなく、成功によって失うものということが、これで理解できただろう。‘‘
(『たった2分で、勇気を取り戻す本。』より引用)
大人になると「友達」ってなかなか作りにくいですよね。確かに学生の頃のように友達と仲良くすることも最近減ってきてしまったように思います。ずっと仲良しでいられるわけではない! と思う勇気を持ちつつ、「今」共に過ごしている時間を大切にしたいですね。
値引きシールを貼られる前に買う勇気はありますか?
「突然なに!?」と一気にテンションを変えてしまいましたが、毎日お金を使っているわけですから、お金とは日々出会いと別れを繰り返していますよね。出費が多く、お金との別れが多くなるこの季節、ちょっと厳しい現実をお伝えします!! 値引きシールを貼る前後で、全国どこのスーパーへ行っても以下のような状況が見えるそうなのです。
‘‘5時までは、服装もちゃんとしていて上品な人が多い。
5時以降に値引き品に群がってくるのは、服装もだらしなく目が血走っている下品な人が多い。‘‘
(『たった2分で、勇気を取り戻す本。』より引用)
実はこれ、ただの嫌味を言っているように思うかもしれませんが、そうではありません。これは、目先の損得勘定から卒業し、お金持ちの消費行動を体験してみる勇気を持ちなさいということなのです。
私も試しに値引き前のスーパーのお惣菜コーナーへ足を運んでみたのですが、今までは限られたお惣菜の中から選んで「うーん」と悩んでいたのが、定価だととにかく種類が豊富! そして不思議とどのお惣菜もキラキラと美味しそうに見えるのです!! 値段ばかりを気にしていた5時以降とは違い、本当に食べたいものを選ぶことができ、いつもより「(お惣菜で恐縮ですが)いいものを買った感」を得ることができました。
みなさんもちょっとですが、明日から勇気を振り絞り、4月からの新生活を実りあるものにしちゃいましょう!
(文:つるたちかこ)
【参考文献】
たった2分で、勇気を取り戻す本。
著者:千田琢哉
出版社:学研プラス
ビジネスマン1万人と対話して知ったことがある。無敵と畏れられた勇者こそ、皆、繊細で臆病者だったという事実だ。繊細で感性が鋭くなければ真の勇気は修得できない。人は「臆病な勇者」になればいい――。20代のカリスマが贈る、人間関係・63の勇気術!
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