巨大タッチスクリーンより、リアルに欲しいのはこういう機械かも。
一見普通のホワイトボードと変わりませんが、こちらは板書内容を光学システムで読み取り、印刷やデータ保存ができるコピーボード「PLUSネットワークボードN-32シリーズ」。
会議中に議事録を取っていても、どうしても図や表などはケータイで写真を撮ったり、メモ帳に書き写したりといった手間が発生してきます。
しかしこの「PLUSネットワークボード」は、なんと社員証(ICカード)をタッチするだけで板書データを自分のメールアドレスへ転送。これぞ未来のオフィス!と感動を禁じ得ません。
開発元であるプラスは、これまでも会議ツールとして高い評価を得ている「ネットワークボード」シリーズを販売していました。今回さらなる効率化・スピードアップや、情報漏えい防止の強化を追求して誕生したのが、この「N-32シリーズ」です。
「N-32シリーズ」は、企業で厳格に個人認証運用されている社員証(ICカード)に着目して誕生。社員証を利用することで高いセキュリティ性と携帯性を確保し、国内で使われている社員証のほぼ全てに対応可能です。
既存モデルに搭載されていた操作ボタンをなくすことで誤送信による情報漏れのリスクを減らし、本体内蔵メモリへの保存機能も削除。ボード本体にデータを残さないことで、セキュリティ面を強化しました。
例えば、社員証タッチによりメール送付されたデータは、30秒以内に他の社員証がタッチしなければ自動的に削除されます。(30秒のカウントダウンを中止し削除することも可能)
機能を減らすことでさらなる使い勝手の向上につながっており、非常にスマートな印象。見た目が派手な最新機器もいいけれど、馴染みあるアイテムが外見はそのままにこっそり最新化しているというのもシビレます。
「PLUSネットワークボードN-32シリーズ」は、2016年1月5日発売予定。サイズは2種類用意されており、幅1800mmの「N-32W」が27万8640円、幅1300mmの「N-32S」が23万7600円です。