仕事中はなにかと、小さい“困った”が発生しがち。そんなビジネスパーソンの悩みを、文房具のプロ・きだてたくさんが最新アイテムで解決! 今回の悩みは、「字がヘタすぎて 人に見られるのが恥ずかしい」というもの。この場合、どんなレスキュー文房具がいいのでしょうか?
そもそも日本人の約半分が「自分は字が下手だ」と思っているとか。そんな字のお悩みを、ペン一本で解決できるとしたら? 自分の書きぐせに合ったペンを選べば、汚文字解消、美文字はさらに美しくなります!
きだてさんによると、「そもそも、ヘタ文字の原因のひとつは、ヘタさを隠すために必要以上に早書きしてしまうこと。カリカリとした書き心地のペンを使って、丁寧に書てたみよう。水性やゲルインクは、筆圧をかけなくてもインクが十分にのるので、力を抜き気味に書くのがコツです。
ヘタ文字じゃないけど美文字というほどでは……という人には、流行りのヌルヌル系、低粘度油性インクがオススメ。理由は、ペン先の滑りにまかせるだけで、意識せずともハネやハライがスムーズに書けます。これだけで、美文字のランクアップも夢ではないかも!?」とのこと。
というわけで、ヘタ文字スト脱却のためのカリカリ系ボールペン2種類、美文字ストを目指すためのヌルヌル系ボールペン2種類、筆ペン1種類、合計5種類のペンを教えていただきました!
【その1】パイロット「ジュースアップ」216円
思い通りにペンが走る 抜群のコントロール性
「滑らかだけど、適度にカリカリ」という相反する要素を併せ持つゲルインクボールペン。新開発のペン先はコントローラブルで、形の整ったキレイな文字を書きやすい。
【その2】ゼブラ「サラサドライ」162円
染み込む速乾インク採用 筆跡クッキリで読みやすい
紙に染み込みやすい速乾性ゲルインクは、インクののりが抜群。筆跡クッキリで視認性が高いため、丁寧に書きさえすれば、美文字ではなくともハッキリと読みやすい字になります。
【その3】トンボ鉛筆「多機能ペン ルーチェ」864円
空気のように軽く滑らかな エアータッチインク
超低粘度エアータッチインクは筆記時の抵抗を35%減らし、油性ボールペンとは思えない軽い書き心地。さらに色の濃さは28%アップ。ヌルッと濃いツウ好みの書き味となっています。
【その4】ぺんてる「フィール 多機能ペン2+S」(レギュラーカラー)454円/(メタリックカラー)486円
氷面を滑るがごとく 超ヌルヌル低粘度ペン
数ある低粘度油性のなかでも、特にヌルヌルと名高い「ビクーニャインキ」採用。どこまでも書き続けられそうな超級の滑らかさは、早書きでも美しい文字が書けると評判です。
【その5】パイロット「筆まかせ」216円
サインペン感覚で書けるかんたん美文字筆ペン
ペン先にハードチップを使い、筆に不慣れでも美しい筆文字が書けます。細字は宛名書きに、極細は手紙や絵手紙に最適です。
自分の字のヘタさに悩んでいる人は、まずこういったペンを揃えてみては? 汚文字が解消されれば、丁寧に仕事をしていると思われて、評価アップにもつながるはずですよ。
【解決してくれた人】
文具ライター きだてたくさん
機能派文具からオモシロ文具まで、いじり倒して語る文具ライター。自称世界一の色物文具コレクション(3000点以上)を保有している。