30~40代にふさわしい品格漂う“高級時計”か、カジュアルかつスマホ連動で便利な“スマートウオッチ”か――。2016年はどちらを着けるか、という悩みを一気に解決する”ラグスマ”(ラグジュアリーブランドのスマートウオッチ)に注目が集まっています。
スイスの高度な時計製造技術とスマートウオッチの機能性が融合
従来のスマートウオッチは、カジュアルなモデルが主流で、高級感を意識しているものは皆無でした。しかし、15年12月に発売された「タグ・ホイヤー コネクテッド」は、それらとはまったくの別モノとなっています。
タグ・ホイヤー
「タグ・ホイヤー コネクテッド」
17万8200円
傑作レーシングウオッチ「カレラ」の意匠を纏いながら、高解像度の液晶スクリーンでAndroidやiOSアプリのデータを表示でき、メールの通知やナビゲーションといったAndroid Wear提供の基本サービス機能はほぼ使用可能。Android 4.3以上、iOS 8.2以上に対応しています(iOSでは機能に制限あり)。
タッチ&スワイプで画面を操作でき、スクリーン部は耐傷性の高いサファイアクリスタルを採用しています。針の影までリアルに表示する液晶ディスプレイで、装着時はアナログ時計と見間違うほど高精細です。
USB充電クレードルにセットすれば、約1時間50分でフル充電でき、通常使用で25~30時間ほど使用できます。ケースは軽量なグレード2チタンで、快適な装着感を実現。日常生活防水仕様です。
アナログデザインやカジュアルタイプも
ほかにも、様々なデザインのスマートウォッチが登場しています。フレデリック・コンスタントの「クラシック・インデックス オルロジカル スマートウォッチ」は、伝統的なアナログ時計のデザインを採用。MotionXの特許技術を搭載しており、スマホと連動させながら、活動量の計測や睡眠活動のモニタリングができます。
フレデリック・コンスタント
「クラシック・インデックス オルロジカル スマートウォッチ」
19万9800円
カジュアルタイプでは、カシオ「エディフィス」(EQB-510D-1AJF)に注目です。ワンプッシュでスマホと接続し、ホームタイムとローカルタイムを自動で修正可能。第2時間帯はアプリの世界地図で表示され、約300都市をタッチして簡単に設定できます。
カシオ
「エディフィス」(EQB-510D-1AJF)
4万3200円
こうした時計ブランドの「品格」と、スマートウオッチの「利便性」を兼ね備えたモデルは、ブライトリングやブルガリからも発売が予定されており、2016年のヒットアイテムとなる可能性を秘めています。スポーティ、エレガント、クラシックなど、ブランドごとの個性が楽しめる”ラグスマ”に要注目です。