VODサービスの普及などが影響し、BDレコーダー市場の規模は縮小傾向が続いています。そのなかで大きなトピックといえるのが、新規格「Ultra HD ブルーレイ」に対応するレコーダーの登場です。
従来のブルーレイをはるかに凌ぐ「Ultra HD ブルーレイ」とは?
「Ultra HD ブルーレイ」は、4K解像度、60pの高フレームレート、広色域規格「BT.2020」、HDRなどに対応する新世代BD規格。従来のBDと比較して、高精細かつ滑らかで色鮮やかな、高輝度の映像を記録/再生できることが特徴です。
現在のところ、対応機はパナソニック ディーガのハイエンドモデル「DMR-UBZ1」のみとなっていますが、2016年には各社からも発売される見込みです。新規格に対応するソフトも、今後続々とリリースされる予定となっています。
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世界初のUltra HD ブルーレイ対応レコーダー「DMR-UBZ1」
パナソニックのディーガ「DMR-UBZ1」は、4K対応の次世代BD規格Ultra HD ブルーレイの再生に対応するハイエンドモデル。新4K対応エンジンの搭載や、高剛性&低重心筐体の採用などにより、高画質/高音質を追求しています。
内蔵HDD容量は3TBで、チューナーは地デジ/BS/CS×3搭載。HDMI端子2系統のほか、光/同軸のデジタル音声出力各1系統やバランス音声(XLR)×1、アナログ音声(RCA)×1、USB×2を備えています。
画質も音楽も高精細で楽しむ”マルチハイレゾ”機
また、PCM 192kHz/24bitやDSD 5.6MHzまでのハイレゾ音源の再生にも対応。ハイレゾ音楽配信サイト「e-onkyo music」のアカウントを登録すると、スマホで購入した曲が自動でダウンロードされる機能のほか、背面のUSB端子に装着すると音質を強化できるパワーコンディショナーも付属します。
1台でUltra HD ブルーレイ&4Kの高精細な映像と、ハイレゾ音源の高音質を楽しむことができ、まさに”マルチハイレゾ”なレコーダーといえます。
16年には、Ultra HD ブルーレイに対応する10万円程度の普及価格帯モデルも発売される予定で、自宅で高画質を楽しみたいヘビーユーザーにヒットしそうです。