ゲットナビウェブでも何度となくニュースをお届けし、その動向を追い続けているau×HAKUTO MOON CHALLENGE。これはGoogleがスポンサーをつとめる人類初の月面ロボット探査レース「Google Lunar XPRIZE」に、日本から唯一参戦する一大プロジェクトです。今回はロケットを相乗りするインドチームが来日。それに伴うイベントや会見の模様をお伝えします。
■au×HAKUTO MOONCHALLENGEの概要についてはこちら
宇宙ミュージアム「TeNQ」にてイベント開催中
以前、HAKUTOが使用するロケットが利用できなくなり、プロジェクトが継続不可能になりそうな事態に陥ったものの、ほかのチームと相乗りすることでリタイアを避けることができたことをお伝えしました。今回、そのロケットの相乗りパートナーであるインドのTeamIndusが来日。それにともない、両チームのローバー(月面探査機)を展示するイベントが、東京ドームシティにある宇宙ミュージアム「TeNQ」にて5月7日まで開催中です。
展示内容は、SORATOとTeamIndusのローバの展示のほか、au×HAKUTO MOON CHALLENGEのミッション説明パネルの展示、月のサイエンス講座、月探査の歴史講座、そしてSORATOの操縦体験(4月29日、30日のみ)、HAKUTOメンバーによる講演(4月29日、30日のみ)などを予定しています。
ローバーの動く様子はこちらの動画をご覧ください。
今後の予定としては、月面を想定した環境でのローバーによるミッション遂行のためのテストを繰り返し、8月にはインドへローバーを輸送。ランダーに同乗するための準備が開始されます。そして、年末の12月28日にサティシュ・ダワン宇宙センターから打ち上げられることになっています。
会見では両チームの代表が今後のビジョンなどを語りました。
また、朝日新聞社のクラウドファンディングサイトA-portでは、HAKUTOを応援するクラウドファンディングを実施中。出資者には、SORATOに名前の刻印をする特典もあるので、純粋にHAKUTOを応援する人はもちろん、宇宙に名を残すきっかけにもなる良い機会でもあるので、気になる人はぜひチェックしてみてください。
今年はいよいよ打ち上げの年ということもあり、ますます大きな盛り上がりを見せるau×HAKUTO MOON CHALLENGE。このプロジェクトに少しでも興味をもった方は、まずはゴールデンウィークを利用してTeNQのイベントに参加してみてはいかがでしょうか?