白いワンピースは、男性ウケする最強アイテムだという。
そういえば私がまだ20代独身だった頃、カップリングパーティーに出たことがある。告白タイムになり、その日一度もお話ししていなかった男性から「初めて見た時から心に決めてました!」と告白された。後にも先にもこんな体験はこの時だけだったが、あの日、私は白いワンピースを着ていた。でも、なぜ白ワンピが最強なのだろう?
白が好まれる理由
『ずるいくらい思いのままに恋が叶う』(佐藤律子・著/かんき出版・刊)によると、婚活パーティーの席で、男性にダントツ人気なのは、白いワンピースなのだそうだ。その理由は清潔感と処女性があるところ。清潔感はわかる。雪のように真っ白な服は、眩しいくらいに爽やかだ。処女性については、完全に色のイメージだ。白というとピュアで、清らかなイメージがある。なのでそれを着ている女性も「浮気しなそう」に見えるらしい。
確かに純白のワンピースを着ている女性は、悪いことをするようにはとても見えない。それに白いワンピースはウェディングドレス姿を連想して、男性側もときめくのかもしれない。あくまでもイメージだけれど、第一印象というのは大事なので、白を着ることで有利に事を運べるのであれば、婚活コーデに組み入れたほうがいいだろう。ちなみに白いワンピースでなくても、冬場なら白いコートでも代用できるという。
NGな白もある
ただ、白であればなんでもかんでも男性ウケするというわけではない。NGな白もある。それは「白髪」と「白黒の格好」だそうだ。白髪があると実年齢より老けた印象になってしまうので、染めるなどしてから男性の前に出たほうがいい。そして白黒の格好は、女性たちの間では、モノトーンでおしゃれと受け止めがちだけれど、婚活の場にはかっちりしすぎる印象になってしまうのかもしれない、と思ったらそういうことではないという。
男性は、好みではない女性は「白黒(色味がない)」と判断し、恋愛対象に入れず、あまり記憶に残さないのだそうだ。なのでまずは、白黒と判定されないような工夫が必要なのだという。
どのような第一印象だと白黒になるかというと、女性とはっきりわからない格好だという。ではどうすれば女性と認定されるかというと、ワンピース、スカート、ハイヒールというような、男性が身につけることができないアイテムがあると、判別されやすいのだとか。
何歳になっても白
著者の佐藤律子さんによると、男性は視覚を重視するため「目がチカチカする生地や模様が複雑な服は、視界から外そうとする」のだという。けれど「目で見て思わず触りたくなるようなてろんとした生地や、ふわふわ・モコモコして柔らかそうな素材は大好き」なのだそうだ。これは見ていて和むからなのかもしれない。
さて若かりし頃に白ワンピで突然の告白をされた私だけれど、アラフィフになった今はどうかというと、ボーイフレンドから「白が絶対似合う!白を着て!」とせがまれている。なので彼の趣味を尊重し、次に会う時白いニットで行ったら、その日はびっくりするほど優しくしてもらえた。もしかすると、何歳になっても、白という色は、男性ウケがいいものなのかもしれない。
けれど、女性側から言わせてもらうと、白はなにかと面倒臭い。透けやすいし汚れやすいし、出かける時に気を使わなくてはならない。それに、ロマンティックなイメージなので、身にまとうのは気恥ずかしい。雑な私は子どもを出産して以来、濃い色の服を愛用し、白は避けてきたのだけれど、男性に優しくされたら私も嬉しい。この春夏は、てろんとした素材の白ワンピでお出かけしてみましょうかね。
(文・内藤みか)
【参考文献】
ずるいくらい思いのままに恋が叶う
著者:佐藤律子
出版社:かんき出版
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