店舗を持たない出張料理人という職業がありますが、最近ではその魚屋バージョンがあるのをご存知でしょうか? その名も「魚屋あさい」。屋号こそは魚屋ですが、店舗を持つ魚屋があまりやらないような市場見学や食育講座、鮮魚ケータリング&解体ショーなどが活動の中心です。そのなかで、今回は教育という点に着目。即日満員になってしまうほど超人気の学習系イベントを体験レポートという形でお届けします。
プロ御用達の希少な魚を直接買うこともできる!
集合したのは築地。あまりにも有名な市場ですが、普通に行けるのは場外のみです。それを、魚屋あさいのナビゲートでプロ御用達の場内を見学できたり、場外のキッチンスタジオで魚のさばき方などを見られたりするのがこの企画の特徴。大人向けと親子向けがあり、今回は後者のほうに参加しました。
まずは場外を練り歩きます。途中で数軒の魚屋に立ち寄り、その店が得意とする魚種の解説などをしたあとは、よりマニアックな場内へ。
なお、場内市場の撮影は特別な許可が必要なため今回は割愛。ただ、さすがに場内はより珍しい魚介類が販売されていました。たとえば、函館産のハッカク(100g/300円)や、宮城産のサメの心臓(100g/400円)など。購入もできるということで、参加者の中にはお土産として買う人もちらほら。
触れて食べて学べる魅力満載の内容に子どもたちは大満足!
市場見学は1時間弱で終了。そのあとはスタジオに戻っていよいよお魚教室のスタートです。この日用意された魚介類は、ワラサ、甘海老、鯛、ヤリイカでした。大人向けの場合は全員でさばき方を勉強しますが、親子の場合は子どもがメインなので包丁は持たず、魚のウロコ取りや海老の殻むきなどを体験します。
なお、お魚教室には特別ゲストが招かれることも。浅井さんと一緒に調理を手伝ったり、レクチャーをしたりとケースバイケースではありますが、これらの協力もあって一層中身の充実した学習になるのです。
最後は、さばいて調理した魚介類を食べるというお楽しみが待っていました。各お造りのほか、ご飯とあら汁も付いてくるという大満足の内容です。
甘海老は自分たちでむいたということもあって、子どもたちはよりおいしさを感じている様子。作って食べられるという様々な魅力が詰まった社会科見学で、非常に有意義ですね。確かに、即日満員になるという人気がうかがえる充実の内容でした。オフィシャルサイトには今後のイベントなども載っているので、気になる人はぜひチェックを!
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