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2017/5/13 11:00

もう大事な用件を忘れない! 職場デスクにあると便利な「最近の進化系メモ」トップ8

「メモは用件が書ければそれでいい」と思っていませんか? メモの世界は深くて広いです。最近のメモは独自の進化を遂げています。便利でユニークなメモをフル活用すれば、いままで以上に仕事も楽しくなること間違いなし!

 

そこで今回は、「文房具屋さん大賞2017」で紹介されたメモ8種類を徹底分析して評価。デザイン、コスパ、機能、書きやすさを8段階で、合計32点満点。採点したメモに、順位をつけて紹介していきます。

 

マネジメントのためのメモやストレス発散メモまで様々で面白いですよ。ぜひ、自分の用途に合致した素敵なメモを見つけてくださいね。

 

【8位】マルアイ「ストレス流せるメモ」410円

↑合計4点(デザイン:1点 コスパ:1点 機能:2点 書きやすさ:1点)

 

トップバッターは、誰にも言えない悩みやストレスを思いきり書いて水に溶かして流せすことが可能な「ストレス流せるメモ」。これは、現代版の藁人形的な役割を担い、ストレス発散の武器となってくれそうな文房具です。

 

たとえば、トイレでひとりになったときに、書き殴って流してしまうなんて、気持ちいいはず。ただ、デザインは面白いものの、7枚では現代人のストレスはクリアにならないですよね。

 

 

ただ、「ストレス流せるメモ」の紙も水に溶ける天然素材、カットも歩止まり無視の豪華仕様とお値段には納得します。

 

【7位】ぷんぷく堂「1日100文字したたメモ」454円

↑合計14点(デザイン:3点 コスパ:1点 機能:3点 書きやすさ:7点)

 

櫻井さんが経営するぷんぷく堂は、文房具好きの間で話題の夜間のみ開業する文房具店。個性的なオリジナル文房具を揃えておられて、文房具ファンじゃなくても一度は足を運んでほしいお店です。

 

この「1日100文字したたメモ」はインスタグラム専用投稿用紙。

 

正方形になっているので、思ったこと、感じたことを書いておいて投稿すれば、日記になります。ページを一気に俯瞰できるので検索性に優れていて、仲間に拡散するのに便利です。

 

 

ぷんぷく堂というレトロな語感からはとても想像もできない、SNS対応文房具。こういう切り口、いいですよね。女性陣は案外自分の字が好きで、繰り返し読みたいというニーズがあるのだとか。このメモはプレゼントにもピッタリです。

 

【6位】古川紙工「ふふふ ほそメモ」302円

↑合計16点(デザイン:4点 コスパ:8点 機能:2点 書きやすさ:2点)

 

6位の「ふふふ ほそメモ」は、まさに一筆箋感覚で使える素敵なメッセージメモです。ふふふと笑ってしまうような可愛らしいイラストが特徴的で、僕たちの心を和ませてくれます。普段は使わない美濃和紙の暖かさに癒されること間違いなし!

 

こういった、他の人と違った紙質のメモでメッセージを渡すと確実に好感度はアップ。「この子はこういう部分にも気を使える人なのだ」と、改めて相手の評価が変わります。自分をプロデュースするメモとしても使えますよ。

 

 

そもそも、横長のメモはあまりありません。そんな存在ですから、横長に書いた文章は読まれやすいですし、印象にも残りやすいです。しかも、デスクにフィットするため、読まずにポイなんてことはありえません!

 

【5位】共生社/はいモジモジ「タグドライフギア」745円

↑合計18点(デザイン:8点 コスパ:3点 機能:4点 書きやすさ:3点)

 

「タグドライフギア」は、ちょっとだけくびれた形が握りやすく扱いやすいメモ。徹底的にアウトドアを意識した耐水性用紙は、雨や湿気や汗を物ともせず、タフに使い回し可能。ズボンのポケットに入れて使うのが、このメモの特性を一番活かせます。

 

外観で大きな特徴は、あまり見かけないリングホールがついているということです。バックやベルトに固定できて、アメリカ西部を彷彿させる空気感を出せます。細かいことを一切無視して使えるので、ガンガン書き込んで使いましょう。

 

 

この「タグドライフギア」の最大の特徴は、やはり握りやすいこと。さらには耐水性用紙を使っているため、タフなところです。注意書きにも「濡れると紙が反れますが、ダメージ加工のような味わいが出ます」とあるため、安心して使えます。

 

【4位】ぺんてる「スマ単 6行タイプ」486円

↑合計20点(デザイン:2点 コスパ:4点 機能:8点 書きやすさ:6点)

 

ハッキリいって今回のメモの中で一番驚いたのが「スマ単」でした。ネーミングはスマホで使える単語帳といったところでしょうか。やっぱり、そういうのはアプリが出来てスマホでやれるようになっちゃう時代なのですよね。

 

左ページに質問、右ページに答えを書き込み、まずは手で書いて覚えます。そして、専用アプリをダウンロードして、見開き状態のノートを撮影するだけです。それだけでスマホを使って反復学習が出来るのです。まさにアナログとデジタルの融合です。

 

 

しかも、アプリに取り込んだオリジナルカードは反復学習が可能。ランダム表示や間違えたカードだけの表示も出来て、苦手部分だけ重点的に学習できます。弱点克服にむけて最強の友達になりうるかも! 期待するところは大きいです。

 

【3位】オキナ株式会社「プロジェクト耐水メモ フジ」324円

↑合計21点(デザイン:6点 コスパ:6点 機能:5点 書きやすさ:4点)

 

「プロジェクト耐水メモ フジ」が3位に選ばれたのは、ストーリー性があって面白いから。表紙は「富士山周辺の地質図」を採用。石灰石と高密度ポリエチレンからつくられた水に濡れても破れずに、シワになりにくい5mm方眼メモなのです。

 

ダブルリングのメモは紙がずれにくく書きやすく、カット方法も正確なため、几帳面な僕にもオススメです。

 

この耐水メモに使われている石灰石(石)から作られているので、経年劣化に強いところがポイント。表紙の富士山周辺の地質図からもイメージされる地球デザインは、気持ちまで落ち着かせてくれます。

 

【2位】山本紙業「コピペメモ」589円

↑合計24点(デザイン:5点 コスパ:7点 機能:7点 書きやすさ:5点)

 

感圧紙を使ったメモは昔からありましたが、「コピペメモ」は実にネーミングが今風で時流にしっかりと乗った文房具。何枚でもコピーするように複写版が作成できるのが、便利なのです。

 

実際に職場の中でも簡単な打ち合わせをした後に、確認の意味を込めて書いたものをコピーして渡したいときありますよね。そういったとき、このメモを絶大な力を発揮します。管理職の方にぜひともおすすめしたいです。

 

 

社会人になると、面と向かって話をしているのに意思疎通が悪くて仕事がうまくいかないときがありますよね。そういうことを防止するためにも、書いたものを共有することが大切。

 

「コピペメモ」なら、自分の控えを残しながら相手にも同じものがその場で渡すことが可能。それを簡単にメモでできるなんて、この文房具は最高です。

 

【1位】ニトムズ「スタロジー エディターズメモ」486円

 

↑合計26点(デザイン:7点 コスパ:5点 機能:6点 書きやすさ:8点)

 

堂々の1位は、「スタロジー エディターズメモ」。エディターズ(編集者)という名前が付いている通り、書きやすさは他のメモより頭ひとつリードしています。さらに、メモにも付箋にもなる機動力抜群の機能搭載です!

 

バッグに収納するも良し、片手に持って書くも良し。こういうメモは使い勝手が良くて役に立ちます。

 

頭にふっと浮かんだことや上司の発言を書き留めておいて、あとでそのままノートに貼って作戦を練るなんてことが可能。今回の8つのメモの中ではもっとも完成度が高いメモです。

 

 

右側に目盛りが表記してあり、文字カウントできるようになっています。おおよその予定文字数に対して、あと100文字足りないみたいなときに書き留めておいたこの「スタロジー エディターズメモ」を使って対応できるのです。ネタの貯金に使ってくださいね。

 

やっぱり、こうやって比較して評価してみるとよくわかるのは、メモは思考を落とし込む道具だということ。思い浮かんだりモヤモヤとした感情、さらには組み合わせたり分解したりする思考を素早く書き留めるためのものなんですよね。

 

もうひとつは、備忘のための道具。人間の記憶なんて、全く当てにならないので、素早くすくい上げるように言葉を書き留めて、忘れてしまわないようにしなくてはなりません。メモの役割がよくわかりますね。

 

そういった意味で、メモは生活必需品。自分に一番合ったメモ、ちゃんと探し出してよきパートナーとして肌身離さず持ち歩いてくださいね。