主に白物家電を扱うハイアールジャパンセールスは、家庭用アイスクリームメーカー「IceDeli(アイスデリ)」と「IceDeli Plus(アイスデリプラス)の販売を発表。アイスクリーム好きの筆者としては、超絶なめらかなアイスクリームを自宅で作れると聞き、取材しないわけにいきません! 実際に見て、触って、食べてわかったその魅力を、存分にお伝えしたいと思います。
材料の事前冷却が不要ですぐにアイスが作れる
アイスデリの大きな特徴として、材料の事前冷却が不要という点が挙げられます。これは、本体に「ペルチェ素子」と呼ばれる、電気を流すと冷却効果をもたらす金属が内蔵しており、調理中に本体内で材料を冷やす構造になっているため。これまでの家庭用アイスクリームメーカーの多くは冷却ポットを事前に数時間冷やしておく必要がありましたが、本機であれば、食べたいと思い立ったそのときにすぐアイスを作ることができます。
作り方も本体の容器に混ぜ合わせた材料を入れてスイッチを押すだけと、いたって簡単。あとは回転ブレードが自動でかくはんしながら徐々に冷却され、40分~120分程度でアイスクリームやシャーベットなどができあがります。この冷やしながら混ぜる工程は、作業時間の短縮だけでなく、空気を取り込むことで仕上がりが滑らかになるという利点もあるそうです。
機能が違う2モデルをリリース
今回発売されるのは、標準モデルのIceDeli(JL-ICM710A)と上位機種のIceDeli Plus(JL-ICM720A)の2機種になります。
この2モデルの違いは、選択できるメニューにあります。標準モデルは「かため」「やわらか」の2種類から選択可能。一方、上位モデルは「かため」「やわらか」に加えて、「シャーベット」「フローズン」「ジュレ」「冷スープ」の6種類から選べます。
発売日では、IceDeli(JL-ICM710A)が5月31日、IceDeli Plus(JL-ICM720A)は5月15日。店頭予想売価はそれぞれ税別で、1万6800円と1万9800円となっています。
アイス以外の活用例も豊富
発表会ではもちろん試食もありました。まずはなんといってもアイスから!
さて、念願のバニラアイスクリームを実食した感想ですが、まず市販のカップアイスとはクリーミーさが段違い。口に入れた瞬間に、濃厚ながらも溶けるような食感でした。普段、カップアイスを食べる際に「少し溶かしてから食べる」派の筆者には、アイスデリで作ったアイスの滑らかさはとても気に入りました。
もちろん、市販のアイスと違って材料を用意したり完成までに多少の時間を要したりといった手間はありますが、この美味しさのアイスが楽しめるのであれば、惜しむべく手間とは言えないでしょう。
また、本機は上位機種アイスデリ プラスの「フローズン」「ジュレ」「冷スープ」などのモードで、ドレッシングや冷製スープ、ジュレなども簡単に作ることが可能。本製品購入時は「料理研究家直伝レシピBOOK」が付属します。発表会当日はフードスタイリストのマロンさんによるアイスデリを活用したレシピが公開され、いくつかの料理が振る舞われました。
サラダソースやジュレは料理に一風変わった味を添えることができるので、アイスデリを活用したオリジナルレシピを考えてみるのも楽しみのひとつでしょう。もちろん、メインのアイスクリームは、できたてを食べるとここまで違うのか! と感じるほどの仕上がり。今夏、本機が多くの家庭で大活躍しそうな予感です。