雑貨・日用品
収納
2017/6/28 17:45

「再配達問題」はビジネスチャンス! あの“扇風機の山善”が「宅配ボックス」に新規参入

国土交通省の調べでは、2015年度の宅配便で扱われた荷物のうち、不在などで再配達となったのが約19.1%。個数にして年間7億個の荷物が再配達になっており、宅配ドライバーの大きな負担となっています。

 

この「再配達問題」が社会問題化しているいま、大きな注目を集めているのが、留守中でも荷物が受け取れる「宅配ボックス」です。こうした背景を受け、扇風機などで広く知られ、家電やインテリアを幅広く展開する山善が、宅配ボックスの分野に新規参入すると発表しました。

 

約5000円の折り畳み式から約4万円の鋼板製まで3タイプを発売

20170628-s3 (8)

 

山善の家庭機器事業部が、6月下旬より順次発売するのが「宅配BOX ピーボシリーズ」。ラインアップは、ソフトタイプからハードタイプまで、以下の3タイプを展開します。

 

●ソフトタイプ ピーボ SPB-1・ASPB‐1

20170628-s3 (2)

使用したいときにだけ出すことができる、折り畳み式宅配ボックス。芯材にプラスティック段ボールを使用し、最大約510×420×330mmまでの荷物を受け取ることができます。受け取り手順は、印鑑と付属の南京錠を中のポケットに入れておき、宅配ドライバーが荷物を入れて受領印を押した後、南京錠をかけます。また、取付用ワイヤー2mが付属しており、簡易設置でも安心して利用できます。実売予想価格は4980円前後。

↑折り畳んで収納可能
↑折り畳んで収納できます

 

↑設置イメージ
↑設置イメージ

 

●ピーボ PBH-1・PBH‐1E(1BOX)/PBH-2・PBH‐2E(2BOX)

20170628-s3 (5)

ハイテンション亜鉛メッキ鋼板製の宅配ボックスす。印鑑を固定式印鑑フォルダーに取り付け、宅配ドライバーが受領印を押すことができる仕様となっています。扉のロックはダイヤル式になっているため、荷物の受け取りだけでなく、この宅配ボックスを使って集荷してもらうこともできます。また、宅配ボックスに気づいてもらえるよう、マグネット式の「宅配ドライバー向け案内POP」が付属。実売予想価格は1BOXタイプが1万5800円、2BOXタイプが1万9800円。

20170628-s3 (11)

↑設置イメージ
↑設置イメージ

 

●ピーボ プレミアム PBP-1(WH)/(SL)

20170628-s3 (10)

 

防犯性とデザイン性にこだわった、溶融亜鉛メッキ鋼板製のスタイリッシュな製品。広い開口を確保し、荷物の出し入れがしやすくなっています。ワンウェイシリンダー錠(ディンプル錠)となっているため防犯対策は万全。宅配ドライバーは回すだけで簡単にロックすることができます。また、先述の「宅配ドライバー向け案内POP」を付属しており、印鑑は印鑑カールコードに取り付けることができます。実売予想価格は3万9800円。

20170628-s3 (12)

↑設置イメージ
↑設置イメージ

 

受け取る側も、配達する側も両方がうれしい宅配ボックス。新たなメーカーの新規参入で、選択肢が増えるのはうれしいですね。これを機に、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。