ソニーから4月30日に発売されるBDレコーダー「BDZ-ZT/ZW」シリーズは、従来のXMB(クロスメディアバー)からUIを刷新し、さらなる使いやすさを追求。「録る」&「見る」を徹底的にブラッシュアップした高い操作性が特徴です。
また、4Kテレビ連携機能として、ブラビアに特化した“4Kブラビアモード”を搭載。BDレコーダーが映像のノイズ成分除去などの下処理を行い、ブラビア側でアップコンバートすることで、BDに収録されたフルHD映像を高精細に楽しめます。ブラビア以外の4Kテレビでは、BDレコーダー側でアップコンバートを行います。
搭載チューナー数や内蔵HDD容量の違いにより、4モデルをラインナップしています。
磨き抜かれた操作性。番組表は“新聞のTV欄”をイメージ
新しくなったホーム画面は、上下2層型を採用し、レコーダーの機能を余すことなく利用できます。XMBの設計思想を継承しており、リモコンの十字キーと決定ボタンで基本操作ができる点は従来通りです。
↑新ホーム画面(画面のUIは最終ではありません)
番組表は“新聞のTV欄”のように、一覧性の高さと番組内容の確認しやすさを両立。好みに応じて文字の大きさを変更できます。
録画した番組は自動的にジャンルごとに分類され、短いステップで目当ての番組を探しやすくなっています。新たに16倍高圧縮の「EERモード」を搭載し、HDDの残容量が少なくなっても長時間録画が可能。内蔵HDDへの録画タイトル数は、従来の999から1万に大幅に増加されています。
また、録画番組を、自宅外のスマホと自宅内のタブレットなど、同時に2つの端末に配信可能になりました(宅外への2配信は不可)。ソニーの現行モデル利用者と、アプリ「Video & TV SideView」の録画予約情報をもとにした「みんなの予約ランキング」など、注目番組をチェックできる機能も搭載しています。
リビングになじむツートーンデザイン。リモコンは感度が大幅に向上
本体は、従来のソリッドなデザインを一新し、リビングになじむツートーンカラーを採用。上部と下部で異なる質感の素材を組み合わせたデザインとなっています。
↑ディスクはトレイローディング式。本体天面はフラットです
リモコンはLED3灯による強力広角発光を採用。また、本体の受光部も感度を向上させ、より幅広い範囲でリモコン操作が可能です。
長きにわたりソニーのレコーダーに採用されてきたXMBを刷新し、さらなる使い勝手の向上を図る工夫が随所に見られる新モデル。
一方、パナソニックが、4K解像度やHDR、 広色域規格に対応した次世代ディスク「Ultra HD Blu-ray」や、ハイレゾ音源対応などのハイエンドモデルを続々発表しているのに対し、全体としては消極的なアップデートにとどまった印象も。次世代ディスクの普及には、対応ハードの普及が必須なだけに、Ultra HD Blu-rayソフトの今後の展開にも影響がありそうです。