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2017/6/29 17:09

リュック愛用者必見の「背中冷却ファン」! 約3000円で夏の“背中の汗”問題を解決

ひと昔前は、ビジネススーツにリュックはNG、というのが世間の常識でしたが、近年、ビジネスシーンでリュックを使用する人が増加しています。両手を自由に使えるリュック型バッグは、自転車通勤に最適なこと、また、スマホを扱う際に片手が自由に使えることも支持されている理由のひとつでしょう。ややカジュアルな見た目も、クールビズの浸透により服装がカジュアル化してきたことで、従来ほど目立たなくなってきました。

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特に若い世代のビジネスマンに人気の高いリュックですが、これからの季節には避けては通れない悩みも……それは、「背中の汗」問題です。背中に密着するリュックは、構造上どうしても背中の通気が悪くなってしまい、特に暑い時期には多量の汗をかいてしまいます。オフィスに着いてリュックを降ろすと、背中にびっしり汗ジミが付いていると指摘されたことがある人も多いでしょう。

 

また、簡単に洗えない素材のリュックの場合、毎日の汗で臭いが移ってしまうのも気になりますよね。消臭スプレーをかけても、なかなか臭いは消えません。

 

そこでオススメなのが、サンコーレアモノショップが6月29日に発売した「リュック取付型 背中冷却ファン」です。これは、リュックに取り付けて背中とのあいだに空間を作り、通気をよくして汗を防ぐとともに、メッシュ素材のガードがリュックへの汗移りを防止してくれます。さらに、別売のモバイルバッテリーをつなげば、ファンが回転して通気性をさらにアップさせることも可能。スポーツシーンでも背中の汗を気にせず、快適にリュックを使うことができるというものです。価格は2980円。ファンを稼働させるためのモバイルバッテリーがセットになったタイプは3980円です。

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↑「リュック取付型 背中冷却ファン」

 

取り付けは簡単で重さも気にならず

本体は長方形のメタルフレームにメッシュ生地が貼られ、リュック側にはメタル製のアームが取り付けられています。本体下部にはファンがついており、内蔵されているUSBケーブルで別売のモバイルバッテリーに接続すると、ファンが回転します。なお、ファンのオン/オフは調整できず、バッテリーをつなげばファンが回転し、外せば止まる、という仕様になっています。

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↑背中側

 

↑カバン側
↑カバン側

 

このUSBケーブルは外すこともできるので、ファンを使用しないときでもケーブルが邪魔にならずに使えます。ちなみに、このファンは、4000mAhのモバイルバッテリーで、約4.5時間動作させることが可能です。

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↑ケーブルは着脱可能

 

上下に3つのベルトとバックルがついており、そちらでリュックに取り付けます。簡単に取り付けできますが、その分しっかり固定することができないので、例えばリュックを手に持ったりすると、ズレて外れてしまいそうになることも。リュックを背負っている限りはズレが気になることはありません。

↑ベルトとバックルでリュックに固定します
↑ベルトとバックルでリュックに固定します

 

サイズはW257×Hさ357×D60mmで、今回試したやや大きめのリュックだと、すっぽり隠れる大きさ。小さめのリュックをお使いの方は、サイズを測ってみたほうがいいかもしれません。重量は約405gですが、リュックに取り付けてしまえば気になりません。

 

見た目の違和感少ないものの……

実際にリュックに取り付けると、このような感じになります。

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背負ってみると、真後ろ見た場合はまったく変化がありませんが、横から見ると背中にスペースが出来ているのがわかります。少し離れているとそれほど違和感はありませんが、近くで見ると「何か付けている」という感じはあります。この状態で1週間ほど電車通勤をしてみましたが、特に変な目で見られることはありませんでした。

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↑横から見ると背中にスペースが出来ているのがわかります

 

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↑近づいてみると背中とリュックのあいだに“何か”があるのがわかります

 

これだけで背中にスペースができ、通気性が上がったことが体感できます。また、背中がリュックに密着しないので、汗が直接リュックにつかず、相当汗をかいても湿気で少し湿る程度。リュックの汗濡れと、それによる臭いが気になる方は、かなり改善されると思います。

 

肝心のファンのほうですが、よくある卓上USB扇風機などに比べるとかなり静かで、路上を歩くぐらいであれば音はまったく気になりません。ただし、オフィスや電車内などの空間ではサーッという音が気になってしまい、モバイルバッテリーを外してファンを止めてしまいました。

 

本体だけでもかなり背中の汗に効果があるので、ファンを使うのは積極的に通気性を上げたいとき。例えば、ジョギングやサイクリングでリュックを背負うときや、リュックを背負ったまま長時間屋外を歩かなくてはならない場合などに限定してしまってもいいでしょう。日常的に使うには、やや音が気になると思います。

 

また、電車に乗る際やリュックから財布などを取り出す際に、リュックを降ろすと本体がズレて宙ぶらりんになってしまい、周囲の視線が気になることがありました。装着が手軽な反面、本体がズレやすいのがやや気になります。どうしても気になる場合は、安全ピンなどを使ってがっちり固定してみるのも手かもしれません。

 

しかし、夏の暑い時期にビジネスリュック愛用者を悩ませてきた“背中の汗”に、かなり有効であることは間違いなので、気になる方は、ぜひチェックしてみて下さい。