スマートフォンのゲームアプリは、ほとんどの場合、画面のタッチ操作でプレイすることになりますが、俊敏な操作が要求されるアクションゲームなどでは操作性に難が生じることがあります。また、据え置きゲーム機などのコントローラー操作になれていると、画面タッチ操作のシビアな操作性に違和感を覚える場合も。そんなときにおすすめしたいアクセサリーが、サンコーレアモノショップが販売している「スマゲー快適グリップ『スマクール』」です。
このスマクールは、スマホに取り付けて使う補助グリップ。本体に操作ボタンを備えたスマホ用コントローラーと違い、あくまでスマホを持ちやすくして操作性をサポートするもの。一般なスマホ用ゲームコントローラーは、有線タイプのものでおよそ5000円~、Bluetoothを用いたワイヤレスタイプになると1万円前後になりますが、こちらのスマクールは税込1980円! コントローラーと比べるとかなり低価格になっています。
また、スマホ用コントローラーは、アプリがコントローラーに対応していないと使用できず、対応アプリもそれほど多くはありませんが、スマクールの場合はあくまで補助グリップなので対応アプリを探す必要はありません。ただし、スマホを横にして取り付ける構造上、縦画面で遊ぶゲームアプリでは使えない点に注意しましょう。幅80mm、厚さ9mmまでのスマホに取り付られます。
ただのグリップとは一線を画す3つの便利機能
スマクールは、単なる補助グリップとしてだけでなく、3つの便利な機能も備えています。ひとつ目は、本体にバッテリーを内蔵しており、モバイルバッテリーとしても使えること。バッテリーを消費しがちなゲームアプリも、スマホを充電しながら遊べばより長い時間楽しめます。バッテリーの容量は2000mAhとやや少なめですが、iPhone 6をバッテリー残量35%から約2時間で100%まで充電できるとのこと。補助的に使うぶんには十分といえるでしょう。
付属の充電用USBケーブル(USB A-micro USB)を使って約2時間で充電できます。micro USB端子を備えたAndoridスマホであればこのケーブルで給電を行えますが、USB Type-CのスマホやLightning端子のiPhoneなどに給電する場合は、スマホに付属するケーブルを用意する必要があります。
ふたつめの機能は、冷却ファンでスマホを冷やしながらゲームプレイができること。3Dを多用したゲームアプリなどは、CPUに負担をかけるためスマホ本体が熱くなってしまい、最悪の場合オーバーヒートしてスマホがフリーズしてしまうことも。この冷却ファンを使えば、スマホの発熱を抑えて長時間のプレイでも安定して楽しめます。特に、暑い季節はスマホが熱を持ちやすいので、この時期にオススメの機能です。
本体裏側のスイッチをオンにするとファンが回転し、風を送ります。ファンの音はそれほど大きくありませんが、静かな部屋や動画視聴時は気になってしまうかもしれません。気になる場合は、イヤホンなどを利用しましょう。ファンは内蔵バッテリーで約8時間動作します(内蔵バッテリーをファン駆動だけに利用した場合)。
3つめの機能は、背面の折り畳みスタンドによってスマホを見やすい角度に固定しておけること。力を入れると倒れてしまうのでゲームプレイには向いていませんが、デスクや床にスマホを置いて動画視聴を行うときなどに役に立ちます。
操作性は劇的に向上
果たしてスマクールを装着しただけで操作性は向上するのか、実際にスマホゲームで試してみました。レビュー用に選んだアプリは、横スクロール型アクションの「Goblin Sword」。懐かしさを感じるドット絵とは裏腹に難易度が高く、ステージが進むにつれて正確な操作が要求される本格アクションゲームです。
操作は、画面の左下の←→で左右の移動、Aボタンで攻撃、Bボタンでジャンプというシンプルなもの。ただし、タッチ操作は物理的な感触がないためブラインドタッチが難しく、ゲームに熱中していると違う場所をタッチして操作ミスになることがしばしば。これがゲームの難易度を上げている要因にもなっています。
スマホにスマクールを装着すると、グリップの効果でスマホを安定的に持てるようになるほか、手が固定されるのでタッチ間違いが激減します。この2つの効果だけでも操作性は段違いに向上するので、アクションゲームを楽しむならかなりオススメだといえます。
また、スーパーファミコン時代の名作RPGを移植したアプリ「ロマンシング・サガ2」では、グリップを付けたほうが移動時の操作がしやすく、フィールド上の敵を避けやすくなったので、RPGやシューティングゲームなどにもオススメ。
スマホゲームの操作性に困っている方は、お手頃な価格で操作性を向上してくれる「スマクール」を一度試してみて下さい。
サンコーレアモノショップ:http://www.thanko.jp/