現在、東京・東武百貨店 池袋本店において、同店の開店55周年とタツノコプロの創立55周年を記念したコラボイベント「タツノコプロ55周年 Go! Go! 記念展」を開催中。タツノコプロといえば、「科学忍者隊ガッチャマン」や「タイムボカンシリーズ」をはじめ、「ハクション大魔王」「みなしごハッチ」など、日本のテレビアニメ界を黎明期から支えてきた誰もが知る制作会社だ。今回の企画展では、その軌跡をたどるとともに、100点以上にもおよぶ貴重な原画などを展示。アラフォー・アラフィフ世代はもちろん、親子でも楽しめるこのイベントを本稿では紹介していこう!
記念すべきタツノコプロ第一作のセル画も展示!
タツノコプロ(当時は竜の子プロダクション)は人気漫画家・吉田竜夫とその実兄弟である次男・吉田健二、三男・吉田豊治(ペンネーム・九里一平)の3人によって1962年に設立された。オリジナルのテレビアニメ作品の制作にこだわり、第1作「宇宙エース」を皮切りに数多くの名作を世に送り出した。また、優秀な人材も輩出していて、創成期のタツノコプロには「機動戦士ガンダム」のメカニックデザインで知られる大河原邦男や、イラストレーターの天野喜孝なども同制作会社出身だ。
最初のコーナーでは記念すべき作品「宇宙エース」の原画やセル画、アニメのオープニング画像などを展示。さらには、代表作のひとつである「マッハGoGoGo」のキャラクター設定用原画、最終話スケッチなど、貴重な資料を紹介している。
一度は見たことがある名作たちが多数登場!
つづいて登場するのが、タツノコプロを語るうえで欠かせない作品「科学忍者隊ガッチャマン」だ。1972年の放送開始以来、何度も続編が制作され、近年には実写化もされるなど時代を超えて愛される名作。その原点を間近で見られる貴重なコーナーだ。
男子向けのアニメを数多く制作するいっぽうで、ファミリーを対象にした寓話(ぐうわ)的な作品やギャグアニメも手がけているのがタツノコプロのスゴいところ。このコーナーでは不朽の名作と言われる「みなしごハッチ」や「ハクション大魔王」など、大人であれば誰もが一度は見たことのある作品を紹介している。
タツノコプロの代名詞「タイムボカン」の歴史をたどる
タツノコプロが生み出したギャグアニメの最高峰といえば、やはり「タイムボカンシリーズ」だろう。歴代のシリーズ作品の歴史を展示するとともに、門外不出の企画段階のスケッチなどが集結。また、館内では「ヤッターマン」の第一話も上映している。
55周年記念アニメの早出し情報や希少なグッズもあり!
最後を飾るのは今秋放送されるタツノコプロの最新作「Infini-T Force」(インフィニティフォース)の設定資料。「科学忍者隊ガッチャマン」「破裏拳ポリマー」「宇宙の戦士テッカマン」「新造人間キャシャーン」の4大ヒーローが集結する、この話題作の情報をひと足早く公開している。
また、会場の外ではここでしか手に入らない限定グッズなども販売している。限定グッズ以外にも日本全国の伝統工芸とコラボしたアイテムも満載。どれもファンなら見逃せないアイテムばかりだ!
なお、会場内はすべて写真撮影OK! 開催期間は8月8日までと長くはないので、家族で早めに夏休みの思い出を作ってみてはいかがだろうか。
【DATA】
タツノコプロ55 周年 GO! GO! 記念展
開催期間:8月8日(火)まで
開催場所:東武百貨店 池袋本店8階 催事場
営業時間:10時〜20時 ※最終日は18時まで
入場料:大人1000円 子供500円 ※3歳までは無料
【URL】
タツノコプロ55周年 Go! Go! 記念展 http://www.tobu-dept.jp/ikebukuro/event/detail/1103