家庭用調理器具や調理家電大手のティファールは、2017年の秋モデルを発表。その中で、普通の鍋と圧力鍋の機能がひとつになった「クリプソ ミニット デュオ」は、ティファール初の2in1鍋として注目を集めました。
通常の鍋と圧力鍋の機能がひとつになった2in1タイプ
ティファールの「クリプソ」は、これまで圧力鍋のシリーズとして各種をラインナップしてきましたが、通常の鍋としても使える「2in1」の機能を取り入れたモデルは、今回の「クリプソ ミニット デュオ」が初となります。価格は4.2リットルモデルが2万2000円、5.2リットルモデルが2万3000円(いずれも税抜)。発売日は9月中を予定。
本モデルはフタに搭載されたレバーにより、通常の鍋と圧力鍋を切り替えることが可能。レバーを圧力側にセットすると密閉され、圧力鍋として機能する仕組みになっています。
また、クリプソシリーズの特徴とも言うべき、片手で簡単に開閉できるアーチ状のハンドルロック機構も踏襲されています。通常の圧力鍋のように、フタを回したりフックで固定する必要はありません。ハンドルを持ち上げるだけでフタが取り外せます(以下、動画参照)。
なお、このフタは鍋の内部に圧力がかかっている場合は、ロックがかかり開閉できないよう安全に配慮されています。
他のクリプソシリーズも軽量化してリニューアル
なお、クリプソシリーズには、加圧調理専用モデルとして、スタンダードモデルの「クリプソ ミニット イージー」とタイマー付きの「クリプソ ミニット パーフェクト」がラインナップされており、双方とも約30%の軽量化を実現して、今回リニューアルされました。価格はイージーが2万4500円から、パーフェクトが3万円からとなっており、こちらも発売日は9月中となっています。
超人気の自動調理家電「クックフォーミー」にも新モデル
ティファールの自動調理家電「Cook4me(クックフォーミー)」シリーズからは、ユーザーの声を反映した新モデルが登場しました。
新モデルである「Cook4me Express(クックフォーミー エクスプレス)」は、これまで60種類しかなかった内蔵レシピを150種類まで増やしてのリニューアル。本機は、レシピを選択すると、料理に必要な材料の分量から作り方までをナビゲートしてくれる画面を搭載。画面の表示に従うことで、圧力機能を使った加圧調理から、通常の鍋として煮物や炒め物まで作ることができます。価格は6万円(税抜)で、発売日は10月を予定。
今回の発表会で、ティファールは「時短レシピ」と題し、圧力鍋を使った加圧調理を中心に提案していました。筆者も男性ながら料理をするのですが、作り出したら即座に食べたい派。出来上がるまでに時間のかかる煮物は作らない主義でした。その点、クリプソ ミニット デュオならば、短時間で簡単にカレーや煮込みが作れるのが大きな魅力。また、普通の圧力鍋は普段は収納しており、重いのでいちいち取り出すのが面倒でしたが、本機なら通常の鍋として出しっぱなしにして使えます。自分のキッチンに本気で加えたいと考えてしまいました。
クリプソ ミニット デュオ
●メーカー希望小売価格(税抜):4.2L 2万2000円/5.2L 2万3000円●サイズ:4.2L W370×D250×H170 mm/5.2L W390×D280×H180 mm■製品重量:4.2L 2.3kg/ 5.2L 2.6kg●圧力レベル:65kpa / 114℃
Cook4me Express(クックフォーミー エクスプレス)
●メーカー希望小売価格(税抜):6万円●サイズ/質量:W380×H325×D350㎜/6.5kg●内容量:6.0L●コード長:1.5m●最大圧力:70kPa(一定)●付属品:蒸しかご(蒸し料理用)、計量カップ(炊飯用)、クイックスタートガイド