「日本の人気商品は海外の人にも通じるのか?」がテーマの本連載は18回を迎えました。今回は、「ティムホートンズ」というドーナツカフェチェーンが国民的人気を誇るカナダの方に、日本の有名なドーナツを食べ比べてもらいました!
【採点してくれた人】
(左)ベティーナ・サンターナさん:カルガリー出身。日本ではクリスピー・クリーム・ドーナツをよく利用。
(中)メラニー・カダスさん:オタワ出身。ドーナツは月に1〜2回、大量に購入するストック派だ。
(右)ジェーン・ハンセンさん:トロント出身。「メープルバー」というドーナツが好みで週1回食べる。
【テストした日本のドーナツ/エントリーNo.1】
ローソン
オールド ファッション チョコ
100円
外はさっくり、中はしっとりとした食感。ビターなチョコが好アクセントになっています。
【5点満点で評価】
ベティーナさん:3.0/5.0
メラニーさん:4.0/5.0
ジェーンさん:3.5/5.0
→TOTAL:10.5/15.0
「オイルとシュガーが強めだけど、ビターチョコとナイスバランスでおいしい!」(メラニーさん)
「生地に厚さがあって食べ応えが◎。素晴らしいコスパね」(ジェーンさん)
【テストした日本のドーナツ/エントリーNo.2】
セブン-イレブン
ミルクチョコ オールドファッション
120円
ザクザクッとした生地が特徴。チョコレートはミルクを使用しており、まろやかな甘さです。
【5点満点で評価】
ベティーナさん:3.5/5.0
メラニーさん:2.5/5.0
ジェーンさん:3.0/5.0
→TOTAL:9.0/15.0
「私はクリスピーな食感が好きだから、この味はありよ」(ベティーナさん)
「ドライすぎじゃない? 私的にはもう一歩かな。でもチョコレートはデリシャスね」(メラニーさん)
【テストした日本のドーナツ/エントリーNo.3】
ファミリーマート
オールドファッション ドーナツ(チョコ)
108円
ベースはサクサク食感のケーキドーナツ。その上から口どけの良いチョコをかけています。
【5点満点で評価】
ベティーナさん:3.5/5.0
メラニーさん:3.5/5.0
ジェーンさん:4.0/5.0
→TOTAL:11.0/15.0
「サクサクとしていながら、弾力感のあるやわらかさが絶妙!」(ジェーンさん)
「適度にフラッフィー(ふんわり)! アフターテイストも自然な甘さで好きよ」(ベティーナさん)
【テストした日本のドーナツ/エントリーNo.4】
ミスタードーナツ
チョコ ファッション
129円
クッキータイプの生地に、チョコレートをコーティング。ロングセラー商品のひとつです。
【5点満点で評価】
ベティーナさん:4.0/5.0
メラニーさん:3.5/5.0
ジェーンさん:4.5/5.0
→TOTAL:12.0/15.0
「油っこくなくて軽い食感だけど中身はしっとり。生地は悪くないわ」(メラニーさん)
「アーティフィシャル(人工的)なチョコの味が、私的にはベスト!」(ジェーンさん)
【検証結果】総合力でコンビニドーナツを上回る評価したのがミスド
日本でもおなじみのドーナツ。米国発祥のチェーンが上陸するなど根強い人気を誇りますが、実はカナダでは「ティムホートンズ」というドーナツカフェが普及しており、米国以上に国民的フードだとか。そこでカナダの方々に、日本のドーナツのなかからチョコがけタイプの定番商品を食べ比べてもらうことに。すると意外な声が挙がりました。
「サクサク系のドーナツはカナダではマイナーよ」(メラニーさん)
聞けば、カナダではふわっとしたタイプが人気とか。となると、生地の柔らかさが勝敗を決する?
「いいえ、食感だけじゃないわ。甘さや香りなど、大切なのは全体的なおいしさよ」(ジェーンさん)
そこで軍配が上がったのは、日本の国民的ドーナツ店でした!
「ミスドはサクサクでいてしっとり。それに油っこくなくて食べやすいわ!」(ベティーナさん)
店内調理がウリのミスド。味付けや製法もさすがに上手でした!
【今月の1番人気!】やはりミスター! 世界的ドーナツは永久に不滅です
実はミスタードーナツの発祥はアメリカで、一時はカナダにも出店されていました。同店はいまや日本が主要国だが、欧米由来の伝統的な生地の製法や味の設計は、いまだに守られているのかもしれません。
取材協力:LIFE PEPPER
外国人ネットワークを活用し、日本企業の海外進出支援とインバウンド観光支援を行う総合海外マーケティングの企業。市場調査からWeb広告までサービスの幅は広く、外国人のアサインも可能。本記事はLIFE PEPPERの協力のもと提供している。