ハイセンスジャパンは、2018年のサッカーワールドカップロシア大会のオフィシャルモデルとして、4K対応の新型液晶テレビ「ULED」シリーズを発表しました。ラインナップは、65型の「HJ65N8000」と55型の「HJ55N8000」の2モデル。発売は12月中旬で、実売予想価格は、それぞれ25万円前後と17万円前後となっています。
ワールドカップオフィシャルモデルならではの機能搭載
中国に本拠地を置くハイセンスは、2018年に開催されるサッカー「FIFAワールドカップ ロシア大会」の公式スポンサーになっており、これは中国の家電メーカーでは初の快挙とのこと。その経緯を踏まえて、今回の新型モデルはオフィシャルモデルとして発売されます。
ULEDという名称は「Ultra LED」の略で、パネルにフッ化蛍光粉末を取り入れることで実現した「ウルトラカラー」、LEDバックライトを独自の技術で制御することにより明暗がクッキリする「ウルトラコントラスト」、映像を補完することで滑らかに写し出す「ウルトラモーション」の3つの「ウルトラ」を意味するとのこと。有機ELを意味するOLEDと混同してしまいそうですが、こちらは従来と同じ“液晶テレビ”になります。
このULEDシリーズは、同社のラインナップでもハイエンドに位置づけられ、米国や中国市場で人気の“スマートテレビ”機能を搭載しています。スマートテレビとは、インターネットに接続することでVODサービスなどを利用できるテレビのこと。このULEDシリーズも、NetflixやYouTube、TSUTAYA TVなど7つのVODサービスを利用可能。HDRに対応しているので、コントラストのくっきりした映像を楽しむことができます。
また、ワールドカップオフィシャルモデルならではの機能として、本体起動時には画面にワールドカップロゴが表示されます。さらに、映像の補正レベルを上げて残像を低減する「スポーツモード」を搭載。選手の動きやボールの軌道などが鮮明に見られるのも特徴の1つとなっています。また、ワールドカップの開催にあわせ2017年12月から2018年いっぱいの限定販売という点もポイント。オフィシャルモデルでワールドカップを観戦したいなら、早めに購入することをオススメします。
オーディオ面では、ドルビーオーディオ対応のフロントスピーカーと3基のウーファー、低音を増強する「SUPER BASS」機能の搭載により、従来のテレビよりも迫力のあるサウンドを再生できるようになっています。スポーツだけでなく、映画やライブ映像などもこれ1台で楽しめそうですね。
この他の特徴として、画面が浮いているかのような1.5mm狭額縁の「フレームレスデザイン」や、ディスプレイ部が厚み8.9mmという「ウルトラスリム」設計を採用しています。
ラモス瑠偉氏「ボールの回転までよく見える」
発表会には、サッカー元日本代表のラモス瑠偉氏が登壇しました。ラモス氏は自身でも本モデルを愛用中とのことで、普段はサッカーの試合のほか、大好きな映画なども見ているそうです。
来年開催されるワールドカップについてコメントを求められると、「このULEDシリーズなら、ボールの回転や選手の足捌きまでなめらかに映し出されるので、子どもたちには世界のプレイを見て学んで欲しい。教えられるだけでなく、見て技を真似ることも大事」と語りました。また、「現在のサッカー日本代表に足りないものは?」との問いには、「私が監督になること!」と冗談を交じえながら、「日本代表を信じて応援しましょう」と答えていました。
発表会の翌日には、ハイセンスが東芝のテレビ事業を買収したことが報道され、今後日本国内における同社の存在感はますます強まりそうな気配に。すでに欧米や中国市場で大きなシェアを持つハイセンスが、日本市場でどのような戦略を立ててくるのか注目が集まっています。