プレイしたスマホアプリ1000本超え!
柚木安津のテーマ別スマホゲームBEST3
第5回
ファミコンが発売されたのは、今から32年前の1983年。日本中が「おしん」に涙し、「わらべ」の歌を口ずさんでいた年でした。まあ、そんな懐かしいネタはいいとして、要するにアラフォー世代は、幼稚園生か小学生の頃にファミコン誕生を目撃し、その後、スーファミ、プレステとハードの進化と共に、自分も大人の階段をのぼってきた、まさにゲーム世代なのです。
最近のゲームは、グラフィックがド派手だったり、全世界のユーザーと通信対戦できたりと非常に凝ってますが、ちょっと面倒臭いという人も多いのでは? というわけで今回は、スマホで遊べる懐かしさ満載のレトロ系ゲームベスト3。懐古趣味……いやいや、温故知新です!
誰もが1度は遊んだ10円玉ゲーム
3位「新幹線ゲームII」
3位は、ファミコンを通り越してさらに懐かしい、10円玉を入れて遊ぶエレメカです。アラフォー世代なら駄菓子屋やデパートの屋上で、誰もが一度はやったことがあるはず!
ルールは当時のままで、見たまんま。レバーをドラッグして10円玉を絶妙な力加減で弾き、途中の落とし穴を避けて博多(当り)に入れればゴール。成功すれば、駄菓子をゲット! ああ、懐かしい~。
あの最弱主人公が禁断の秘技を手に入れた!?
2位「まいにちスペランカー」
iOS/Android
「まいにちスペランカー」は、ご存じファミコン期の伝説的ゲーム「スペランカー」のスマホ版。探検家なのにちょっとした段差やコウモリのフンでも死ぬ最弱主人公が、スマホでも非業の死を遂げまくります!
スマホ版は昔のバージョンとほぼ同じですが、決定的に違うのは、なんと禁断の「コンティニュー機能」が搭載されていること! 当時クリアできなかった人もこれでぜひリベンジを。ちなみに、追加コンテンツとして新作マップも配信されています。
ゲームの歴史を体感し直す画期的RPG
1位「Evoland」
「Evoland」は、ファミコン時代のゲームではなく、2013年に発表されたフランスのRPG。では、どうしてここにいるかというと……実は宝箱を取るたびに、モノクロからカラー、8ビット音源から16ビット音源、2Dからポリゴンへと、ゲーム自体が進化していくという、アラフォー世代の30年を凝縮したかのような内容だからです。
ゲームスタート時は、ゲームボーイレベルのモノクロ2D画面で右にしか進めません。仕方なく、突き当たりに行って宝箱を開けると、「ひだりキーをてにいれた!」と表示されて、左へ行けるように。さらに左の宝箱を開けると「2Dアクションをてにいれた!」とメッセージが出て、マップが一気に広がります。
こうして「ゼルダの伝説」風ゲームのはじまりはじまり。それから先も宝箱を開けて「画面スクロール」「セーブポイント」「強制エンカウント」などを手に入れていき、ジャンルもコマンド式RPG、今風の3DアクションRPGへと切り替わっていくのです。
ゲーム内で起こるイベントも、制作者がJRPGに思い入れがあるようで、「ゼルダ」や「FF」を筆頭に日本のRPGを元ネタにしたパロディだらけ。「こんなシーン、あったあった!」「そうそう、これ、お約束の展開なんだよな~」と笑えること請け合い。iOS版600円、Android版639円とスマホゲームにしては少々お高めですが、課金要素もなく最後まで楽しめます。
結論:古くてもいいものはいい!
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