BリーグはトップディビジョンのB1が開幕から26試合を消化した。
現在、首位は開幕から好調のシーホース三河(中/21勝5敗)。アルバルク東京(東/20勝6敗)が2位につけ、千葉ジェッツ(東/19勝7敗)、琉球ゴールデンキングス(19勝7敗)が追いかけている。とはいえ、レギュラーシーズンは60試合あり、まだ折り返し地点すら迎えていない状況だ。地区最下位に沈む、前回王者・栃木ブレックス(東/11勝15敗)にも巻き返しのチャンスは十分に残されている。
その栃木と同じ11勝15敗ながら、逆に躍進を遂げているのが滋賀レイクスターズだ。昨シーズンは21勝39敗で西地区最下位だった彼ら。しかし今シーズンは現在、地区3位とプレーオフを狙える位置につけている。特にポイントガードの並里成(なみざと なりと)の活躍が目覚ましい。
— 並里成(Narito Namizato) (@n_080789) December 12, 2017
並里はバスケットボールが盛んな沖縄県の出身。
高校卒業後、漫画家の井上雄彦氏が創設した「スラムダンク奨学金」の1期生として渡米。大学進学は果たせなかったものの“本場”のプレーを体感した。日本へ戻った後はリンク栃木ブレックス(JBL)や琉球ゴールデンキングス(bjリーグ)で優勝を経験。その間もたびたびアメリカへ渡り、NBAの下部リーグに挑戦している。
その並里が22日の島根スサノオマジック戦、Bリーグ新記録となる1試合14アシストを記録した。その映像がこちら!
滋賀#7 並里成 @n_080789 が1試合14本のアシストを記録しB.LEAGUE最多記録を更新しました???
@shigalakestars #Bリーグ pic.twitter.com/vVGV1DTb3n— B.LEAGUE(Bリーグ) (@B_LEAGUE) December 25, 2017
172cmと小柄ながら、積極的にドリブルで切れ込みつつフリーになった味方に対して的確にパスを供給。背番号が7番ということもあってか、『スラムダンク』の宮城リョータを彷彿とさせる選手だ。切れ味鋭いプレーがなんとも爽快! ちなみに、1試合平均7.2アシストは、リーグ全体のトップである。
Bリーグはこの年末年始、12月29日から1月2日にかけても開催され、滋賀は29日と30日にホームで横浜ビー・コルセアーズと対戦予定。他にも注目カードが多く、まだBリーグの試合を観たことがないという人はこの機会にいかがだろうか。