COSC公認クロノメーターからさらに厳しい規格に合格した時計のみに与えられる「マスタークロノメーター」の称号。オメガは、昨年にMETAS(スイス連邦計量・認定局)が認めた15000ガウスの耐磁性をはじめとした追加項目をクリアしたコンステレーション グローブマスターを発表しましたが、今年はさらに「マスタークロノメーター」認定モデルが増えました。2020年までにほぼ全機種をマスタークロノメーターモデルにすると公言していますが、まさに有言実行中です。
最注目はグローブマスターの追加モデル
最も注目したいのは、Pie-Panダイアルを採用した「グローブマスター」にアニュアルカレンダーが追加されたこと。センターにポインターマンス針を備え、インデックスの間にある特徴的なフォントを示すことで、月を表示します。SSモデルは高硬度のタングステン製のベゼルを採用。フルーテッドベゼルの繊細な造形も、欠けやヘコみは心配無用です。価格はSSモデルが94万円(+税)~。世界で唯一のスペックを誇る年次カレンダーで、このモデルはかなり魅力的です。
さらにオメガが誇るシーマスターの上位機種「プラネットオーシャン」も、マスタークロノメーターの搭載とともにリニューアル。グレーダイアルのモデルは、セラミックベゼルにオレンジラバーをインサート。白黒のツートーンベゼルは、色の異なるセラミックを完璧に融合させた驚異の一本。直径39.5mm、43.5mmの3針と45.5mmのクロノグラフで展開されます。15000ガウス耐磁性能を誇るマスター クロノメーターとガスエスケープバルブ付きの600m防水で、価格は70万円(+税)〜。入荷予定は10月頃ということです。
同じくスポーツ系のスピードマスターでは、ムーンフェイズが新型キャリバーを搭載。同軸積算計とポインターデイト&スモールセコンドを備えたツーカウンター配置を採用した、マスター クロノメーター認定の自動巻きCal.9904/9905を搭載しています。ムーンフェイズの月の質感がグッと高くなっているところも見逃せません。価格はSS仕様で113万円(+税)〜。入荷予定は12月とのこと。
どれを選んでも時計界最高峰のスペックが手に入る――これだけでも十分に買う価値があるといえるでしょう。
【URL】
オメガ https://www.omegawatches.jp/ja/