ビジネス
ワード活用術
2018/2/16 10:00

【イライラするワード】図形内にうまく文字をレイアウトする3つの方法

ワードで図形内に文字を入れる際、「文字の位置が思うように調整できない……」なんてことはないでしょうか。特に上部の空きが気になりますよね。図形内で文字を上に移動するには、行間隔を狭めるのがコツです。あるいは、内部余白を小さくしても上に移動します。また、図形と文字を別々に作り、重ねて位置を調整することも可能。それでは1つ1つ詳しく解説していきましょう。

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↑文字が一部隠れています。文字サイズを小さくすれば回避できますが、上に移動すれば表示できそうです

 

【方法①】

行間隔を狭める

行間隔を狭めるには、行間を「固定値」に設定し、間隔を指定します。

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↑図形内の文字をクリックし、カーソルを表示します

 

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↑「ホーム」タブで「段落の設定」ボタンをクリックします

 

「段落」画面が表示されます。

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↑「行間」で「固定値」を選択し、「間隔」で行間隔を指定します。行間隔は文字サイズより大きい数字を指定します。最後に「OK」ボタンをクリックします

 

行間隔が変わり、文字が上に移動します。

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↑文字が上に移動します

 

【方法②】

図形内の上余白を小さくする

図形内の上余白を小さくするには、「図形の書式設定」画面でテキストボックスの上余白を指定します。

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↑図形を選択したら、「書式」タブで「図形の書式設定ボタンをクリックします

 

「図形の書式設定」画面が表示されます。

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↑「レイアウトとプロパティ」タブをクリックし、「テキストボックス」の「上余白」欄で余白を指定します。ワード2010では、「テキストボックス」タブをクリックし、「内部の余白」の「上」欄で変更します

 

図形内部の上余白が小さくなり、文字が上に移動します。

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↑文字が上に移動します

 

【方法③】

別々に作った図形と文字を重ねる

図形と文字を重ねるには、テキストボックスに文字を入力し、透過に設定します。透過は、テキストボックスを選択し、図形の塗りつぶしと図形の枠線をそれぞれ「なし」に指定。図形と文字の位置は、上下中央揃えを使うと上下のセンターに調整できます。

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↑図形を描き、テキストボックスを作成し文字を入力したら、テキストボックスを選択します

 

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↑「書式」タブで「図形の塗りつぶし」の「▼」ボタンをクリックし、メニューから「塗りつぶしなし」を選択します

 

図形の背景が透明になります。

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↑「書式」タブで「図形の枠線」の「▼」ボタンをクリックし、メニューから「枠線なし」を選択します

 

図形の枠線が透明になります。

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↑図形を選択し、Ctrlキーを押したままテキストボックスをクリックして2つの図形を選択します

 

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↑「書式」タブで「配置」ボタンをクリックし、メニューから「上下中央揃え」を選択します

 

図形と文字が上下中央揃えになります。

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↑図形と文字が上下のセンターで揃います

 

図形内で文字を上に移動するテクニックはいかがでしょうか。試してレイアウトを整えてみましょう。