服や小物を定額でレンタルできるサービスが続々登場中。メンズファッションを扱う3サービス「MECHAKARI」「leeap」「KASHI KARI」でアイテムを実際にレンタルして、購入時と比べたおトク度をチェックしました。
手持ちの服も活用するならアイテム選択対応がベター
ファッション系の定額レンタルは、服メインと小物メインのものに大別できます。今回試したサービスのうち、服を借りられるのが「MECHAKARI」と「leeap」です。使い分けをスタイリストの佐々木 誠さんに聞いてみました。
スタイリスト: 佐々木 誠さん
本誌をはじめモノ&ファッション誌を中心に活動。幅広いジャンルのスタイリングを手掛けています。
「手持ち服を生かすなら、MECHAKARIで合わせるアイテムだけ借りるのが◎。leeapはコーデを考えてもらえるので、ファッションに疎い人にオススメです。また、KASHI KARIはネクタイなどが中心。ベーシックなものから派手な色柄まで揃っているので、手持ちのスーツやジャケットに合わせて選びやすいと思います」(佐々木さん)
回数無制限・返却期限なしで好きな服をレンタルできる! 新品の服をレンタルできる
MECHAKARI
カジュアルウェアが中心のレンタルサービスで、借りられるアイテムはすべて新品となっています。返却期限はなく、60日以上借り続けたアイテムはもらえる点も特徴です。女性向けが中心ですが、メンズアイテムとして「SEVENDAYS=SUNDAY」「Koé」の2ブランドがラインナップされています。
アプリで最初にジャケットを選び、表示されます「着用コーディネート」からニットとパンツを選択しました。「手持ちのカジュアルな革靴を合わせれば、ちょっとしたお出かけスタイルとして活用できますね」(佐々木さん)
アイテム選びやレンタル状況の確認などはアプリから行う仕組みです。
スタジャンとボタンダウンのチェックシャツ、キャンバス生地のパンツを合わせたカジュアルなコーデ。「足元はスニーカーが合います。キャップを被るのもいいですね」(佐々木さん)
アプリにはレンタル可能なアイテムを使ったコーデ例が表示されます。これをそのまま借りてもOK!
<ここがGood!>
●届くアイテムはすべて新品
●1か月の貸出回数無制限
●60日間続けて借りたアイテムはもらえます
<ここが惜しい!>
▲返却手数料が別途かかります
▲メンズは2ブランドのみです
<MECHAKARIでレンタルしたときの料金>
ベーシック 6264円/月
スタンダード 8424円/月
プレミアム 1万584円/月
ベーシックは1回3点、スタンダードは4点、プレミアムは5点までレンタル可能。返却時には、別途1回410円の手数料が必要になります。
<購入したときの料金>
SEVENDAYS=SUNDAY 無地テーラードジャケット 1万3489円
SEVENDAYS=SUNDAY タック切替 長袖ニットプルオーバー 5389円
SEVENDAYS=SUNDAY カツラギスキニー 5PK カラーパンツ 5389円
計 2万4267円
<これだけオトク!> 1万8003円 (ベーシックプランの場合)
1回分のレンタルで購入時と比べて2万円弱おトクです。ボトムスは自前のものを使いジャケットなどを重点的に借りれば、よりおトクになります。(定価で計算しています)
[まとめ]60日続けて借りた服をもらえるサービスは おトク感がある
「カジュアルでベーシックなアイテムが多いので、普段はスーツで休日だけカジュアルスタイルという人にオススメです」(佐々木さん) メンズ向けが2ブランドしかない点は残念ですが、今後に期待したいです。60日で返却不要になる仕組みは、おトク感が大きくうれしいポイントです。