デジタル
2018/2/28 16:00

“自前ハイレゾ”はじめました――スタジオにオリンパスLS-P4を持ち込めばプロレベルのクオリティで録れる!

ICレコーダーの用途は、会議や商談の録音などといったビジネスシーンだけのものではない。高音質なハイレゾフォーマットで録音できるオリンパスのリニアPCMレコーダーLSーP4なら、趣味の音楽活動にも活用できる。試用してその実力をチェックした!

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高音質録音だけでなく編集の多機能ぶりにも驚き

日本の楽器演奏人口は500万人以上いると言われている。せっかくなら演奏を高音質で録って残したいし、上達にも生かしたい。そう考える人も少なくない。とはいえ、レコーディングなどというと予算も手間もかかり、趣味で気軽に行うにはハードルが高い……。そんな悩めるミュージシャンにオススメなのがLSーP4だ。

 

ハイレゾフォーマットによる高音質録音もさることながら、本機の特徴は編集における多機能ぶり。既存の音楽データにオリジナルの演奏や歌を重ね録りできる「オーバーダビング」や、入力が小さいときにPCレスで適正音量に変換できる「ノーマライズ機能」などには、プロミュージシャンも舌を巻くほどだ。コンパクトなICレコーダーで、手軽にプロ品質の“自前ハイレゾ”をはじめよう。

 

 

【バンドマンがLS-P4を使って実感!】

原音さながらのフラットな良音でノイズも少ないのがスゴすぎです!

LS-P4の性能を、メジャーデビュー経験もあるミュージシャンが実際に使用して体感。本機の音質と使い勝手について、マニアックな視点も交えながらリアルに語ってくれた!

 

【使った人】

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雑誌編集者・高橋真之介さん
2000年にtokyo-mirai名義でメジャーデビュー。バンド解散後に編集者へ転身も、自宅にスタジオを設置するなど音楽活動は継続

 

【使えるPoint 01】

3つの高性能マイクで立体的な音が録れる!

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↑カバーで隠れているが、2基のマイクのセンターに低域用の無指向性マイクを1基搭載する。オフにすることも可能

 

指向性を変えられるため楽器に合わせて録音可能

ステレオ感を際立たせる90°設計のマイク2基のセンターに、低域に強い無指向性マイクを搭載するシステム「TRESMIC」を採用。この内蔵マイク使用時で20Hz~20kHzの広帯域をカバーする。「マイクは指向性を変えられるため、ボーカルや楽器に合わせて録音できるのが素晴らしいです」(高橋さん)

 

 

【使えるPoint 02】

FLAC96kHz/24bitのハイレゾ音源で録れる!

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↑録音する形式や、サンプリング周波数/量子化ビット数を設定可能。ハイレゾからMP3フォーマットまで対応する

 

フラットかつ低ノイズな音でそのままサンプリングにも!

最大96kHz/24bitのFLAC形式で録音可能。CD音質を超えるハイレゾ音源ながらコンパクトなサイズとなるため、長時間のレコーディングに対応する。「音が良すぎて怖いほど。原音さながらの音で録れて、ノイズも少ないです。生ドラムのサンプリングなどもそのままで使えそう」(高橋さん)

 

 

【使えるPoint 03】

PCに接続しなくても本体のみで編集できる!

携帯用とは思えないほどの高度な編集機能を搭載

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↑リニアPCMレコーダーとして初めて「フェードイン・フェードアウト」機能を搭載。曲と曲との間を自然につなげる

 

音源データをPCに移さなくても、本体内で編集できるのもメリット。通常なら専用ソフトを必要とするような高度な編集にも対応する。「『オーバーダビング』は、使いこなせればハンパなく素晴らしい。携帯用レコーダーに『ノーマライズ』を搭載するのも驚きました」(高橋さん)

 

高橋さんの結論

音質・機能性・携帯性が高くミュージシャンの強い味方に!

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下手なオーディオインターフェースをかませるよりも、LS-P4だけで良い音が録れることにビックリしました。このままでDAW(※1)に入れても十分なクオリティ。編集機能は多彩で携帯性も高いので、ミュージシャンにとっては本当に“使える”相棒になりますよ!

 

※1:Digital Audio Workstationの略。コンピュータを使用する音楽制作ソフトウェアで、デジタルの音源データを自在に編集できる

 

 

高音質&多機能なLS-P4は用途が多彩!こんなシュミレコも楽しめる!

LS-P4は楽器演奏の録音だけでなく、様々な趣味のレコーディング(=シュミレコ)にも高音質で対応。機能をフル活用して満喫しよう。

 

①語学学習

シーンをセレクトして最適な録音ができる!

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シーンを選んで最適な録音設定に。「講義」ならズームマイク機能が働いて話者の声を捉える。

 

繰り返し聴くことで正しい発音を身に付ける

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外国語のリスニングやスピーキングをマスターするには、反復練習が欠かせない。ネイティブ講師の声を録音して繰り返し聴くことで、正しい発音が身に付くはずだ。

 

②音鉄

イヤなウインドノイズも効果的にカット

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屋外では風の騒音は意外に気になるもの。ウインドシールド WJ2(※2)で効果的に低減しよう。
※2:別売品。希望小売価格5118円

 

発車メロディや走行音など様々な楽しみ方がある

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鉄道ファンのなかでも、各種の「音」を収録して楽しむ層を指す音鉄。発車メロディや車内・ホームのアナウンス、踏切の音や列車の走行音など、様々な楽しみ方がある。

 

【製品情報】

オリンパス
リニアPCMレコーダー
LS-P4
オープン価格(実売価格2万1600円前後/オリンパス オンラインショップ参考)

 

高音質のままファイルサイズをコンパクトにできるFLAC形式に対応し、最大96kHz/24bitのハイレゾ録音が行えるICレコーダー。独自の3マイクシステムで広範囲の周波数特性をカバーする。Bluetooth対応デバイスとの無線接続も可能。

 

SPEC●記録形式:リニアPCM、FLAC、MP3●内蔵メモリー:8GB(microSDカードスロット1基搭載)●電源:単4形乾電池1本またはオリンパス製ニッケル水素充電池1本●サイズ/質量:W39.6×H108.9×D14.4mm/75g(電池含む)

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↑USB端子を搭載し、PCにそのまま接続して音声データを移動できる。使用しないときは本体内に格納しておける
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↑電池の脇にmicroSDカードスロットを1基備える。メモリーを最大で32GB拡張できるため、高音質録音時も安心だ
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↑片手に収まるほどのコンパクトサイズ。バッグやポケットに入れていつでも気軽に持ち歩けるので、使い勝手が良い

 

 

撮影:高原マサキ(TK.c)

 

【リニアPCMレコーダーLS-P4について詳しくはコチラ】

https://olympus-imaging.jp/product/audio/lsp4/